スウェーデンのアウトドアブランド「FJALLRAVEN(フェールラーベン)」のアイコンリュック「Kanken(カンケン)」。そのカンケンに化石燃料由来の素材に代わる樹木由来のオリジナル素材であるPine Weave(パインウィーブ)を使用した新アイテム「Tree Kanken(ツリーカンケン)」が登場した。8月16日に世界同時発売される。
フェールラーベンは、1960年に設立されたスウェーデンの国民的アウトドアブランド。シンプルなデザインと実用性、機能性、そして自然環境を重視していることが特徴だ。
そんなフェールラーベンの代表的なリュック・カンケンは、スウェーデンの子どもたちが抱えていた、通学時の背中の痛みを和らげるために1978年に誕生。時代を問わないタイムレスなデザインと高い耐久性で何十年も愛されてきたリュックで、近年では常時40色以上を展開しており、通学のみならずファッションアイテムとしても定着している。
カンケンは、生地の無駄が出ないように計算されたデザインや燃焼時の一酸化炭素の排出量が少ない生地を使用など、サステナブルな取り組みにも力を入れている。さらには製造から輸送の間で生じる環境汚染物質の排出にも配慮しており、環境保護意識の高いスウェーデン国内でも高い評価を受けているリュックだ。

今回新発売されたツリーカンケンは化石燃料由来の素材ではなく、フェールラーベンが独自に開発した樹木由来の新しいオリジナル素材パインウィーブを使用。フィラメントファイバーを使用し、高い強度と機能性という特徴がある。
このパインウィーブは北スウェーデンにあるフェールラーベンのホームタウン「Örnsköldsvik(エルンシェルツヴィク)」にほど近い、認証を受けた森林の樹木原料を多く使用。生物由来の素材使用に加えてトレーサブルな素材調達によって、フェールラーベンが続けてきたサステナブルな取り組みをより強化している。
ちなみにツリーカンケンは持ち手のストラップやフロント部分のポケットなど、従来のカンケンとはデザインも少し異なっている。これまでカンケンを愛用してきた人もそうでない人も、新しいツリーカンケンに注目してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】FJALLRAVEN


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