株式会社アイクリエイトが、2024年7月24日より有機の猫草栽培キット「nekokusa」の一般販売を開始しました。クラウドファンディングサービス「Makuake」にて先行販売されていましたが、好評につき一般販売へ移行されたとのこと。犬も食べられる、有機の猫草栽培キットということで、今回は愛犬のために実際に栽培してみた感想を記事にしました。
猫草とは
猫草とは、猫が好んで食べる植物の総称のことをいいます。猫草という植物があるわけではなく、一般的に猫が好んで食べる背の低いイネ科の植物を指します。具体的には、大麦やオーツ麦などが猫草として用いられることが多いです。
猫草は、猫の健康をサポートする役割があります。猫は毛づくろいの際に飲み込んだ毛を吐き出すため、食物繊維を多く含む猫草を食べることで、毛玉の排出を促し、胃腸の調子を整えることができます。また、猫草を食べることはストレス解消や食物繊維の補給にもなり、猫の健康維持に役立ちます。特に室内飼いの猫は、外で草を食べる機会が少ないため、猫草を用意してあげることで必要な栄養素を補うことができます。
猫草と書かれているため、猫のためのものと思われがちですが、ほとんどのものは犬に与えても問題ないとされています。
nekokusaとは
nekokusaは、社会課題の解決を目指す人たちが集うコミュニティ「Planners(プランナーズ)」が取り組んでいる『1億総スモールファーマー化プロジェクト』の1つとして企画された商品です。
有機の猫草をただ販売するのが目的ではなく、自分の栽培した猫草を「家族であるペットが食べる」という体験を通して、食べ物への意識が変わるきっかけになってほしいとの想いで販売されています。
nekokusaの3つのおすすめポイント
ここでは、nekokusaのおすすめポイント3つをご紹介します。
1. 下準備は10分!水やりは1日数回でOK!とにかく手間なし
下準備や日々の水やりがとても手軽に行えます。特別な作業が一切不要で、室内で育てられるため、今まで植物を育てた経験がないという人でも気軽に始めることができます。
下準備は圧縮・乾燥された培土を容器に入れ、水を注ぐだけ。5分ほど経つと培土が膨れてくるので、指でならします。
その後は、猫草の種を敷き詰めるだけで下準備は完了です。
水やりは、土と種の表面が乾かない程度でOK。私の場合は、9月上旬ごろに栽培をしたのですが、朝・昼または朝・昼・晩と、土と種の様子を観察しながら1日に2〜3回を目安に行いました。
水は少量で大丈夫なので、水道水から直接手ですくって与えていました。
【実際の利用者の口コミ】
ちゃんと猫草を育てられるか最初は若干不安でしたが、想像以上に簡単にできました!
2. 小麦・オーツ麦・えん麦の3種類を食べ比べができる
nekokusaは、小麦・オーツ麦・えん麦の3種類がセットになっています。味の違いを楽しませてあげられると同時に、好みを知るきっかけにもなるでしょう。犬にあげても問題ありません。「犬が食べても大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、ドッグフードにも使用される原材料なので食べても大丈夫です。
【実際の利用者の口コミ】
毎日3種類の成長を見るのが楽しくてどれが1番おいしいのかなぁ?とワクワクしながら観察しました
3. 購入代金の一部が保護猫・保護犬への寄付につながる
nekokusaを購入すると、犬と猫の鳴き声のワンニャンとかけて1種あたり12円が保護猫・保護犬へ寄付されます。商品自体は3種(小麦・オーツ麦・えん麦)がセットになっているので、1回の購入で36円の寄付につながります。
「Makuakeでの先行販売」と「イベントでの一般販売」では、6,624円分の寄付が集まり、6,088円分の食料(約160食分)の寄付を実施。今後も残りの金額を含めて寄付を続けていくそうです。
【実際の利用者の口コミ】
保護猫支援にもつながるというのもとても気になるポイントでした
わずか7日で完成!nekokusaを栽培してみた感想
nekokusaを実際に育ててみると、とても手軽でほとんど手間なく育てられたことに驚きました。ここではnekokusaを育てる中で、特に印象的だったことを5つご紹介します。
1. 自分の家族(ペット)が食べるという責任感が湧く
栽培中にとても印象的だったのが、責任感を抱きながら育てている自分がいることでした。自分の愛犬に食べてもらうことを考えると、「水はきれいかどうか」「水やりをする自分の手は清潔かどうか」がとても気になっていました。
2. 生長が早く、毎日の楽しみになる
猫草の生長がとても早いことにも驚きました。種を植えてから2日後には芽が出始め、4日後にはかなりの生長が感じられます。
朝起きるたびに芽が伸びていることがわかるので、「もうここまで伸びたの?早いね!」と家族との会話の一つにもなっていました。
3. 小さなスペースで育てられ、家の中が土で汚れることがない
栽培するときに、小スペースで行えるのがとても手軽でした。下準備は、培土の塊を水でふやかすだけなので、家の中が土で汚れることもありません。植物を育てるのが初めての人でも、問題なく育てられると思います。
4. 容器は口が広めのものを選ぶ方がいい
これは、私が失敗したと感じたことです。100ml入る容器を用意する必要があるのですが、その際に容器の口が狭いもの(直径6.5cm)を用意してしまいました。
種を均等に蒔く必要があるのですが、容器の口が狭かったため均等に蒔くだけの幅が足りず、半分ほどしか使用できませんでした。販売元に確認したところ、種は多少重なっても育つのに問題ないとのことでしたが、心配な場合は容器の口の直径が8cmほどのモノを選ぶことをおすすめします。
5. 家に緑が増える!観賞用にもいいかも
今回私は愛犬用に栽培したのですが、残念ながら食べてくれませんでした。犬種はトイプードルなのですが、そもそもお散歩中に雑草を食べる習慣がないためか、nekokusaを目の前に置いても軽く匂いを嗅ぐ程度で素通りされてしまいました。
あまり無理にあげようとしてもストレスになると思ったので、断念し、その後は観賞用としてデスクに。デスクに緑が増えるだけで自然とリラックスした気持ちになれるので、インテリアとして活用するのもいいかもしれません。
まとめ
猫草の栽培を通して、愛犬のために食べ物を育てるというとても貴重な体験ができました。普段からもドッグフードの成分には気をつけていますが、「育てる環境の清潔さ」という新たな視点に気づくきっかけになりました。家族の愛猫や愛犬に食べさせるものを、飼い主が自分自身で育てるということを、ぜひ体感してみてください。
【参照サイト】iCREATE|nekokusa
【参照サイト】たった1週間で育つ! 犬猫が夢中で食べる、プランナーズの「有機猫草」栽培キット|makuake
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Yuta Yoshikawa
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