家事代行のマッチング型と会社型の違い、スタッフの決まり方と料金で選ぶ

※ この記事には広告・PRが含まれています
水色のゴム手袋をした手でキッチンカウンターを拭く様子

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。紹介するサービスは編集部が独自の基準で選定しています。

「マッチング型は安い、会社型は高い」。家事代行を調べ始めると、2つの型を値段で分けた説明をよく見かけます。ところが、マッチング型のタスカジでも、頼む人によって1時間1,800円〜4,510円(スポット・税込、2026年10月時点)と幅があります。CaSyのように、会社が運営していてアプリで担当が決まる形もあります。値段だけで型を選ぶと、「思っていた使い方と違った」というずれが起きやすくなります。

2つの型の違いがはっきり出るのは、スタッフがどう決まるか、同じ人に続けて来てもらえるか、困ったときに誰が間に入ってくれるか、という点です。無理なく続けるための5つの判断軸と、ミニメイド・サービス、CaSy、タスカジの3社を例にした向き・不向きを紹介します。料金より先に、担当を誰が決めるか・同じ人に来てもらえるか・困ったときに誰が間に入るかで型を選ぶと、ずれが起きにくくなります。

1. マッチング型・会社型・アプリ型の違いは「担当の決まり方」

コーヒーカップの横でスマートフォンの画面に触れる手元

マッチング型は、運営会社が依頼の場を用意し、そこに登録しているハウスキーパーの中から、利用者が頼む人を自分で選ぶ仕組みです。プロフィールや口コミを見て人を選び、料金もハウスキーパーごとに違うことがあります。

会社型では、運営会社が利用者の要望を聞き取り、会社としてスタッフを手配します。料金は会社が決めた料金表のとおりで、要望の聞き取りや担当の調整は会社の担当者が受け持ちます。

2つの間にあるのが、スマホのアプリやWebで依頼を出すと、登録スタッフが応募して担当が決まる「アプリ型」です。料金は会社が一律に決め、気に入った人がいれば次の回から指名できます。CaSyはこの形で、2014年の創業時に業界に先駆けてITマッチングを取り入れました。

※表は横にスクロールできます。

サービス 型 担当の決まり方 価格(税込・2026年10月時点) 特徴 おすすめな人
ミニメイド・サービス 会社型 営業担当との事前打ち合わせのあと、会社がスタッフを手配。同じスタッフの希望にも対応 お試しプラン2時間10,428円+交通費(スタッフ1人あたり990円) 1983年に日本で初めて家事代行を事業化。家事代行サービス認証を取得 家の事情を最初に相談してから始めたい人
CaSy アプリ型 依頼にキャストが応募して確定。一度来たキャストは2回目から指名できる スポット1時間3,490円+交通費(1回880円) お掃除代行のスポットは使いたい時間の3時間前まで依頼できる 予定が直前まで読めない共働き家庭
タスカジ マッチング型 最寄り駅でハウスキーパーを検索し、人と日時を自分で選んで依頼 スポット1時間1,800円〜4,510円(1回3時間固定)+交通費(実費) 料金はハウスキーパーごとのプランA〜K。掃除・料理・整理収納・洗濯をまとめて頼める 相性の良い人を自分で探したい人

料金は各社公式サイトの2026年10月時点の情報です。

2. 自分に合う型を見極める5つの判断軸

木のテーブルでメモ帳に書き込む手元とコーヒー、焼き菓子

型の名前より、「自分の暮らしで何を大事にしたいか」に合わせて選ぶほうが、家事代行は長続きします。次の5つの軸で、自分に合う型を絞り込んでいきます。

判断軸1:担当を自分で選びたいか、任せたいか

マッチング型では、依頼の前に「誰に頼むか」を自分で決めます。タスカジは最寄り駅でハウスキーパー(タスカジさん)を検索し、人と日時の枠を選んで依頼します。CaSyは依頼を出すとキャストが応募し、それで予約が確定します。ミニメイド・サービスは、問い合わせのあとに営業担当と事前打ち合わせをし、要望を聞いたうえで作業が始まります。

確認の仕方

  • 申し込みの流れが「人を検索して選ぶ」「依頼を出すと担当が決まる」「打ち合わせのあとに会社が手配する」のどれかを見ます。
  • 自分で選ぶ型なら、選ぶ材料になるプロフィールや評価がどう集まるかも見ておきます。タスカジは、作業が終わってから48時間以内に利用者がレビューを書く仕組みです。

選ぶ手間が負担になるとき

「自分で選べるほうが安心」とマッチング型にしたものの、何人ものプロフィールを読み比べる時間がとれず、依頼まで進めないことがあります。反対に、会社型で「おまかせ」にしたつもりが、打ち合わせで希望を具体的に伝えきれず、仕上がりの基準がずれることもあります。人を選ぶ手間を楽しめるか負担に感じるかで、向く型が分かれます。

判断軸2:同じ人に長く来てもらえるか

毎回違う人が来るか、同じ人が来てくれるかで、家事代行の使い心地は大きく変わります。キッチンの道具の置き場所や子どもの持ち物の定位置など、家ごとのルールを覚えてもらえれば、伝える手間は回を重ねるごとに減っていきます。

  • タスカジには「お試し」のメニューがありません。公式では、気になるタスカジさん2〜3人にスポットで頼み、いちばん気に入った人に定期で頼む使い方を案内しています。
  • CaSyは、一度来たことのあるキャストを1時間440円(税込)で指名できます。初回は指名できません(友人の紹介で会員登録した人を除く)。定期の専任キャストが決まるまでは「プレ定期」として、キャストを固定せずに使えます。
  • ミニメイド・サービスは、同じスタッフを希望する場合、営業スタッフに伝えれば対応してもらえます。

確認の仕方

指名ができるか、指名に料金がかかるか、何回目から指名できるかの3点を見ます。定期で頼むつもりなら、定期に専任の担当がつくかどうかも大事なポイントです。

1回で見切らないために

初回の1回だけで「合う・合わない」を決めてしまい、相性の良い人に出会う前にやめてしまうことがあります。指名料のかかるサービスでは、指名を続けるうちに1回あたりの費用が予定より増えていた、ということも起こります。2〜3回は試すつもりで予算を組んでおくと、落ち着いて見極められます。

判断軸3:料金がどう決まり、何が上乗せされるか

料金の決まり方も型によって違います。タスカジは、タスカジさんごとにプランA〜Kの料金があります。スポットは1時間1,800円〜4,510円、定期は1,500円〜4,190円(いずれも税込)で、交通費は実費が別にかかります。CaSyはスポットが1時間3,490円、週1回の定期が1時間2,790円(2時間から。いずれも税込)で、交通費は1回880円です。ミニメイド・サービスは、定期のカジュアルサービス(月2回以上)が2時間8,712円から、お試しプランが2時間10,428円(いずれも税込)です。交通費はスタッフ1人あたり990円(税込)で、土日・早朝・夜間は1人1時間あたり264円の割増があります。

各社の料金の幅や、交通費・オプションの一般的な考え方は、家事代行の料金相場をまとめた記事で詳しく紹介しています。

確認の仕方

  • 1時間あたりの料金と一緒に、最低利用時間・交通費・指名料・割増をまとめて見ます。
  • 最低時間はサービスごとに違います。タスカジは1回3時間固定で、早く終わっても値引きはありません。CaSyのお掃除代行のスポットは2時間から30分単位、ミニメイド・サービスのお試しプランは2時間からです。

1回の支払いが膨らむ理由

1時間あたりの料金だけを見て「安い」と決め、最低時間と交通費を合わせたら1回の支払いが思ったより大きかった、というのが典型的な失敗です。当日の延長ができるかどうかも見落としやすい点です。CaSyは事前にカードで決済するため、当日の延長はできません。延長が必要なら、Webから改めて依頼します。

判断軸4:困ったときに誰が間に入るか

型の違いが表れやすいのは、予定どおりにいかなかったときです。

  • タスカジは、タスカジさんが急に来られなくなっても、事務局は代わりのハウスキーパーを手配しません。損害保険は対物1,000万円・対人1億円が上限で、依頼した時間帯と実際の作業時間が1時間も重ならない場合は対象外です。
  • CaSyは、作業中に物が壊れた場合、損害保険の範囲で補償されます。
  • ミニメイド・サービスは、営業担当が事前打ち合わせを受け持ち、初回の作業にも同行します。損害保険にも加入しています。定期サービスを休止・解約するときは、1か月前までに本部へ連絡します。

確認の仕方

担当が来られなくなったときに代わりの人が来るか、物を壊されたときの補償の範囲、要望や不満を伝える相手(本人か、会社の担当者か)の3点を見ます。小さな子どもがいる家庭や、仕事の都合で休みを動かせない家庭ほど、代わりの手配の有無が効いてきます。

直接やりとりの気疲れ

「本人と直接やりとりできて気楽」と思って始めたものの、言いにくい不満まで自分で本人に伝えることになり、気疲れして続かなくなるケースがあります。間に入る人がいるかどうかを、料金と同じくらいの重さで比べておくと、あとで困りません。

判断軸5:始めるまでの手間と、予定の変えやすさ

思い立ってから実際に来てもらうまでの早さと、予定を変えるときのルールにも差があります。

  • CaSyは会員登録のあと、Webかアプリで予約します。お掃除代行のスポットは、使いたい時間の3時間前まで依頼できます。サービスの時間は8〜20時で、祝日を含め月曜から日曜まで使えます。キャンセルは前々日18時までなら無料、それ以降は全額がかかります。
  • タスカジは、身分証での本人確認と事務局の承認(24時間以内)を経てから依頼します。依頼できるのは72時間より先の日時です。72時間前から24時間前のキャンセルは料金の50%、24時間前以降は100%がかかります。
  • ミニメイド・サービスは、30分〜1時間ほどの事前打ち合わせ(オンラインも可)があり、打ち合わせとお試しプランを同じ日に行うこともできます。お試しプランは平日のみ・1回限りで、キャンセルは前々日18時までなら無料です。

留守中に頼みたい場合も、型によって流れが違います。CaSyの鍵預かり(物理キー)は定期利用のみで、月額1,080円(税込・初月無料)です。タスカジで不在時に作業してもらうにはタスカジさんの同意が必要で、何度か頼んで信頼関係ができてから頼むよう案内されています。ミニメイド・サービスは、定期で留守宅での作業を希望していても、初回は在宅が必要です。

確認の仕方

「いつまでに頼めば間に合うか」「何時までなら無料でキャンセルできるか」「留守を任せられるのは何回目からか」を、自分の生活リズムに当てはめて見ます。

急ぎの依頼が間に合わないとき

来客の前に急いで頼もうとして予約が間に合わなかった、というのは、タスカジのように72時間より先しか予約できないサービスで起こりやすいずれです。平日は仕事で家にいられないのに、初回の在宅が必要なことを見落としていた、ということもあります。子どもの発熱などで予定が変わりやすい家庭は、キャンセル無料の期限が「前々日」なのか「72時間前」なのかで使いやすさが変わります。

3. 型ごとの代表サービス、向いている人・向いていない人

明るいリビングで家の鍵を手のひらにのせて差し出す手元

ミニメイド・サービス:相談してから始める会社型の老舗

ミニメイド・サービス公式サイト

画像出典:ミニメイド・サービス(2026年10月時点)

ミニメイド・サービスは、1983年に日本で初めて家事代行を事業化した老舗です。2017年2月16日には、一般社団法人全国家事代行サービス協会の「家事代行サービス認証制度」で認証を受けました(管理番号0001)。審査項目にはスタッフ教育も含まれます。スタッフは、クリンネスト資格と同等の教育プログラムを受けています。利用者の96%以上が、1年以上サービスを続けています(同社調べ、2026年10月時点の公式サイト掲載)。

向いているのは、初めての家事代行で、家の間取りや掃除のこだわりを最初にきちんと伝えてから任せたい人です。営業担当が打ち合わせから初回の作業まで同行するので、要望の伝え方に不安があっても始めやすくなっています。一方で、お試しプランは平日のみのため、土日にしか家にいられない人には合いにくい面があります。思い立ったその日に頼みたい人にも、打ち合わせのある流れは回り道に感じられます。

お試しプランは2時間10,428円(税込)で、交通費がスタッフ1人あたり990円かかります。初めて利用する人向けで、1回限りです。定期で頼むかどうか決める前に、まずはお試しプランで、スタッフの仕事ぶりと営業担当とのやりとりを体験してみてください。

CaSy:アプリで頼み、気に入った人を指名していける

CaSy公式サイト

画像出典:CaSy(2026年10月時点)

CaSyは2014年創業で、創業時に業界に先駆けてITマッチングを取り入れた家事代行サービスです。料金は会社が一律に決めていて、スポットは1時間3,490円(税込)、交通費は1回880円です。お掃除代行は1回2時間から30分単位で最大4時間まで、お料理代行は1回3時間から頼めます。お掃除代行のスポットは、使いたい時間の3時間前まで依頼できます。

向いているのは、仕事や子どもの予定が直前まで読めず、空いた時間に合わせて頼みたい共働き家庭です。会員登録だけで1回から使え、気に入ったキャストがいれば2回目から指名して、同じ人に来てもらう形に育てていけます。合いにくいのは、初回から決まった人に来てほしい人や、当日「あと30分」と延長したくなる使い方の人です。支払いはクレジットカードかデビットカードのみで、現金や電子マネーは使えません。

はじめは1回だけのスポットで使い心地を確かめ、相性の良いキャストが見つかってから定期に切り替える流れなら、無理なく始められます。

タスカジ:人を見て選び、料金も人ごとに違うマッチング型

タスカジ公式サイト

画像出典:タスカジ(2026年10月時点)

タスカジは、登録しているハウスキーパー(タスカジさん)を利用者が自分で選んで依頼するマッチング型のサービスです。料金はタスカジさんごとのプランA〜Kで決まり、スポットは1時間1,800円〜4,510円、定期は1,500円〜4,190円(いずれも税込、交通費は実費で別)です。1回3時間固定で、掃除・料理・整理収納・洗濯をオプション料金なしでまとめて頼めます。

向いているのは、プロフィールを読み比べて人を選ぶことを楽しめる人や、料理も片付けも1回でまとめて頼みたい人です。数人に頼んでみて、気の合う人と長く付き合いたいという考え方にも合っています。合いにくいのは、3日以内に急いで頼みたい人や、1〜2時間の短い時間だけ頼みたい人です。担当が来られなくなったとき、事務局が代わりの人を手配しない点も、会社型との大きな違いです。

公式の案内どおり、気になるタスカジさん2〜3人にスポットで頼み、いちばん気に入った人に定期で頼む流れから始めてみてください。

4. あなたはどのタイプ?暮らし方から選ぶ家事代行の型

タイプ1:初めてで、家の事情を相談しながら始めたい人

会社型のミニメイド・サービスが合います。打ち合わせで要望を伝え、困ったときも営業担当という窓口があるので、家事を人に任せること自体に慣れていない人でも始めやすい形です。平日にお試しプランを入れられるかどうかが、始められるかの分かれ目になります。

タイプ2:予定が直前まで読めない共働き家庭

アプリ型のCaSyが合います。3時間前まで頼めるスポットで空いた時間を家事から解放し、気に入ったキャストを指名して定期に移れば、毎週の「余白」を決まった形で確保できます。初回から担当を固定したい人は、タイプ1の会社型を選ぶほうが向いています。

タイプ3:相性の良い人を自分で見つけ、長く付き合いたい人

マッチング型のタスカジが合います。人を選ぶ手間はかかりますが、料理・整理収納・洗濯までまとめて頼める人に出会えれば、暮らしの頼れるパートナーになります。急な依頼や代わりの手配まで任せたい人には向きません。ほかの選択肢も見てみたい方は、マッチング型サービスの一例として、Any+Timesを紹介した記事も参考になります。

3つのタイプのどれにも当てはまらない方や、対応エリア・料金をほかの会社とも並べて見たい方は、家事代行サービスの比較記事で、主なサービスを同じ基準で比べています。

マッチング型と会社型の違いは、値段の高い安いよりも、「担当を誰が選ぶか」「同じ人に続けて来てもらえるか」「料金がどう決まり、何が上乗せされるか」「困ったときに誰が間に入るか」「始めるまでの手間と予定の変えやすさ」の5つに表れます。自分の暮らしでいちばん外せない軸を1つ決めると、選ぶべき型が見えてきます。

型の見当がついたら、エリアや料金が合うサービスを絞り込んでみてください。家事の手をプロに委ねて生まれた「余白」を、あなたなら何に使いますか。

※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

初心者必見!家事代行サービス人気記事5選

家事代行サービスの最新コラム

The following two tabs change content below.

Life Hugger 編集部

Life Hugger(ライフハガー)は暮らしを楽しむヒントを紹介するウェブマガジンです。消費や暮らしをサステナブルな方向へと変えていきたいと考えている人に向け、サステナブルなライフスタイル、丁寧な暮らし、子育て、農と緑、健康、家事、レジャーなどに関する情報を紹介しています。
Instagram/Twitter