伝統とアップサイクルが融合。美濃焼の廃材から生まれた「旅するマグネット」

旅するマグネット

旅先でふと目に留まった景色や、その土地で味わった美味しい記憶。そんなかけがえのない時間を形にして持ち帰るおみやげは、私たちの暮らしに彩りを与えてくれます。一方で、近年では環境への配慮や、その土地ならではの個性をいかに大切にするかという視点が、ものづくりの現場でも求められるようになっています。

こうしたなか、エシカルな文具を展開する株式会社ペノンが提案する「旅するマグネット」は、地域と環境、そして使い手をつなぐ新しいおみやげの形として注目を集めています。

この取り組みは、日本各地で活躍するご当地クリエイターとタッグを組み、その土地の観光名所や歴史、文化を独自の視点で描き出す地域共創型のプロジェクトです。2024年の発売開始以来、エリアごとに順次ラインナップを広げており、各地の魅力を手のひらサイズのマグネットに凝縮して届けています。

マグネットに描かれているのは、観光ガイドにある定番のスポットだけではありません。地元を知り尽くしたクリエイターだからこそ知っているローカルな風景や、日常に根ざした食文化などが、一人ひとりの個性を活かしたタッチで表現されています。商品裏にあるQRコードを読み込めば、その絵を描いたクリエイターのプロフィールや背景にあるストーリーに触れることもでき、手にした瞬間からその土地との新しいつながりが始まります。

旅するマグネットの公式サイト

クリエイタープロフィールやご当地情報にアクセス

製品の背景にあるのは、徹底したサステナブルな姿勢です。マグネットのベースには、日本三大陶磁器のひとつである美濃焼の廃材をアップサイクルしたタイルが使用されています。限られた資源を無駄なく使うための工夫から生まれたこの素材は、宮城県女川町の工房で制作されたスペインタイルの質感を、ペノン独自の立体プリント技術で再現することで、温かみのある手触りに仕上げられています。

こうした環境へのこだわりは、ペノンがこれまで大切にしてきたものづくりの原点でもあります。同社は、森林保全につながる認証木材を使用したエシカルペンや、木材の端材を再利用したポストカードなど、身近な文具を通じて地球の未来を考えるきっかけを届けてきました。パッケージには再生紙を使用し、プラスチック包装を一切使わないといった細やかな配慮も、すべての製品に共通するブランドの約束です。

「旅するマグネット」は、その場所を訪れた人だけが手に取ることができるオフライン販売を大切にしています。現地に足を運び、その土地の空気に触れながら選ぶ体験は、地域経済の活性化をうながすとともに、旅の記憶をより深いものにしてくれるはずです。

香川県 金刀比羅宮

香川県 金刀比羅宮/髙橋 マサエさん

高知県 坂本龍馬と桂浜

高知県 坂本龍馬と桂浜/むらかみゆかさん

日本各地を巡るように展開してきたこのシリーズは、一歩ずつ着実にその輪を広げています。これまでに首都圏や東海、甲信越、北関東、北陸、中国、関西、九州・沖縄といった各エリアで絵柄が揃い、直近では四国4県(徳島・香川・愛媛・高知)もコンプリートを達成しました。

全国各地へと広がり続けるこの小さなマグネットが、地域の魅力を再発見し、未来の地球を守るためのやさしい選択肢となっていく。そんな心地よい循環が、私たちの旅をより豊かで、意味のあるものに変えていってくれるのかもしれません。

【公式ページ】PENON-旅するマグネット
【プレスリリース】エシカル文具ぺノン、ご当地クリエイターとつくる地域限定のおみやげ『旅するマグネット』四国4県(徳島・香川・愛媛・高知)をコンプリート
【プレスリリース】エシカル文具PENON、全国47都道府県のご当地クリエイターを起用した“地域共創型”の新しい仕組みのおみやげ『旅するマグネット』発売開始

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