小学校の入学準備用品として欠かせないランドセル。たくさんのメーカーから販売されていますが、種類が多すぎて、どれにしようか迷っている方も多いのではないでしょうか?ランドセルは子どもが6年間使うものだから、後悔しないものを選びたいですよね。
そこで、この記事では、サステナブルな素材を使用したランドセルをご紹介。ぜひ参考にして、お気に入りのランドセルを見つけてみてください。
サステナブルなランドセル5選
セイバン エシカルランドセル
セイバンの「エシカルランドセル」は、これまで廃棄処分となっていた生地素材を使用する、環境に優しいランドセルです。ランドセル製造過程では、どうしても余った生地ができてしまいます。余った生地は倉庫で保管され、品質を保証するための使用期限を設けているため、品質上に問題がなくても廃棄対象となっていました。その廃棄されるはずの生地を利用して作られたのが、「エシカルランドセル」です。刺しゅうなどの装飾を控えたシンプルなデザインに、「天使のはねランドセル基本機能」をすべて搭載されています。
【公式サイト】:セイバン
NuLAND(ニューランド)
「ニューランド」は、循環型リサイクルポリエステル「RENU®」を使って作られたランドセルです。ペットボトルから作られる一般的なリサイクルポリエステルとは異なり、RENU®は古着や工場で排出された残反(生地)が原料となっています。
現役小学生の親たちからの意見も反映して開発が進められ、「とにかく軽く」や「荷物が多い日も中に入るようにしてあげたい」「でもランドセルに見えるようなオシャレなデザインがいい」など、たくさんの声を取り入れています。
デビュー1周年となる2022年モデルでは、フラップの着脱機能を追加し、ブラック・レッド・ネイビー・キャメル・ピンクの5色展開に。その他の詳細は以下の通りです。
- 価格:税込36,300円(フラップが取れないモデルは33,000円)
- 送料:税込1,300円(沖縄・一部離島を除く)
- サイズ:MとL(Lはブラックとレッドのみ)
納期やサイズ、カラーについては公式サイトをご覧ください。
【公式サイト】:ニューランド
環境配慮型スクールリュック「UMI(ウミ)」
「ウミ」は鞄作りの街であり、港町でもある兵庫県豊岡市で誕生した環境配慮型のランドセルです。廃棄された漁網を製品本体に使い、裏地にはリサイクルナイロン、ファスナーはリサイクルポリエステルを使うなど、細部までこだわった設計となっています。日本一の鞄の産地として知られる豊岡市の「豊岡鞄®」にも認定されている、高品質な一品です。
重量は1,180g、撥水・耐水・防汚加工のほか、全面オープンファスナーや背面クッションなど、使い勝手も考慮されています。
- 価格:税込49,500円
- 送料:合計金額が税込11,000円以上で無料、北海道・沖縄は合計金額に関係なく税込1,650円
- カラー:ブラック・ブルー・レッド・ピンク
- 取り扱い店舗:ARTPHERE TOYOOKA(アートフィアー 豊岡本店)、ARTPHERE OSAKA(アートフィアー 大阪店)、アートフィアー公式オンラインストア
- 配送予定:2022年10月上旬
【公式サイト】:アートフィアー
パイナップルレザー製ランドセル
1つ目は、グリーンテックベンチャー企業「PEEL Lab(ピールラボ)」から発表された、植物由来レザー製のランドセルです。ピールラボでは動物性皮革、合成皮革ゼロの製品を企画・開発しており、今回のランドセルにはパイナップルの葉を主原料とした植物由来レザーが使われているとのこと。
本製品はまだプロトタイプの段階で、2022年6月より予約受注を開始。2023年には一般販売を予定しています。一般販売開始に向け、流通を手伝ってくれる企業や自治体、卸業者、小売業者も募集中です。
同社はほかにも、同じパイナップルレザーを使ったトートバッグや財布なども開発しています。市場流通が楽しみなプロジェクトですね。
【公式サイト】PEEL Lab
【参照サイト】:日本初となるパイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」を発表します
菌糸体「Mylo™(マイロ)」を使ったランドセル
「マイロ」は、キノコの菌糸体(菌が構成する根のような糸状の組織体)から作られた新素材で「マッシュルームレザー」とも呼ばれます。株式会社土屋鞄製造所は、このマイロを使った試作品6種を発表し、そのうちの1つがランドセルです。黒のベーシックなタイプで、サイズは高さ32.3×幅26.0×マチ18.1cmとなっています。
同社は、試作品6種の展示イベントを「土屋鞄製造所 渋谷店」にて6月9日(木)から開催予定です。期間は6月30日(木)、時間は午前10時〜21時まで。
【公式サイト】土屋鞄(ランドセル)Mylo特設ページ
【参照サイト】:【土屋鞄】国内初、キノコの菌糸体由来の新素材モデルを共同開発
ランドセルをサステナブルなものへ
ランドセルをサステナブル素材を使ったものに切り替われば、そのぶんだけ地球環境にとって大きな効果を発揮することにもなりそうです。新しい選択肢のひとつとして、ぜひサステナブルなランドセルを検討してみてはいかがでしょうか。
【関連ページ】:土屋鞄が菌糸体から生まれたヴィーガンレザー「マイロ」を使った試作品6種を発表。6月9日から展示イベントもスタート
【関連ページ】:廃棄エアバッグをアップサイクルした「MA-1ジャケット」が登場!
斉藤雄二
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