北海道猿払村の水産系廃棄物のホタテ貝殻をアップサイクルした環境配慮型ヘルメット「HOTAMET(ホタメット)」がクラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)で予約販売中だ。
「HOTAMET」は廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせたエコプラスチック新素材「カラスチック®︎」を素材としている。
新品のプラスチックを100%利用するのと比較して、最大約36%のCO2削減、石灰岩由来のエコプラスチックと比較して約20%のCO2削減という特徴を持つ。ホタテ貝殻をプラスチックに混ぜ込むことで強度(曲げ弾性率)が約33%向上していることに加え、廃棄物を活用したリサイクル素材のため地域の廃棄物問題解決の一助となることが期待される。
国内の水産物の中でも輸出額が最も多いホタテ。猿払村はホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地だ。一方で、猿払村の位置する宗谷地区では、ホタテを加工する際に水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生してしまっている。2021年にホタテ貝殻再利用を目的とした国外への輸出が途絶えたことを機に、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保が地域の社会課題となっていた。
そこでホタテ貝殻の主成分が炭酸カルシウムであることに着目し、新素材の材料として再利用できることを思いつき、HOTAMETの開発につながった。
カラーバリエーションはCORAL WHITE(白)、SAND CREAM(ベージュ)、 DEEP BLACK(黒)、OCEAN BLUE(青)、SUNSET PINK(ピンク)と海にまつわる5種類を展開。Makuakeでの予約販売は2023年03月13日までで、価格は4,080円(税込)から。本販売は2023年3月末からで、価格は4,800円を予定している。
HOTAMETは外敵から身を守ってきた貝殻が使われており、漁作業だけでなく、防災用、作業用、自転車での通勤通学用など、さまざまな用途で使うことが期待できそうだ。
【参照サイト】HOTAMET
【参照サイト】「応援購入サイト Makuake」購入ページ
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