炊事に洗濯、掃除…。毎日こなしても次から次へと発生する家事に、へとへとになっている人も多いのではないだろうか。そんな現状を改善すべく、家事代行サービスを提供する株式会社ベアーズと、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社が協業し、日々家事を頑張っているすべての人に向けた「#家事休みプロジェクト」を開始する。
一般的に日本は諸外国と比較して家事にかける時間と労力が多いと言われている。2社が日本全国の20~50代の家庭を持つ男女970人に行った、家事に対する意識調査では、「家事を負担に感じたことがある」と回答した人が全体の70%(女性平均83%・男性平均58%)に達した。若干の男女差があるが、過半数が何らかの負担を感じているという結果となった。
また、「週3回以上お風呂掃除を担当している」「毎日晩ごはんを自分で作る」と回答した男性は、20代が他の年代を大きく上回っている。これまで「性別役割分担」意識が強かった家事も、「家事をミッションと捉えてチームでこなしていく」という意識が少しずつ強まりはじめ、世代間で差が出始めているようだ。
それでも日本人が感じる家事ストレスは、依然として高い。世代によっては性別役割分担の刷り込みの影響がまだまだ続いている状況がある。また、コロナ禍による在宅時間の増加で、食事を作る回数が増えたり、家が汚れやすくなったりする家庭が多いなか、さらなる負担の増加が懸念される。
こうした現状を踏まえて、ベアーズとオイシックスが提案するのが、前述の「#家事休みプロジェクト」だ。今回の調査結果をもとに、今後は「家事休みスタイル診断」を特設サイト上で公開し、家事休みに関するオンラインイベントなどを行っていく。
パートナーと家事について話し合う時間をつくることで、意識や考え方の違いについて、お互いが理解を深めることを目的としている同プロジェクト。SDGsの目標のひとつである「ジェンダー平等」の推進にもつながりそうだ。
【ウェブページ】ベアーズ&オイシックス 家事休みプロジェクト
【関連ページ】ベアーズ(Bears)の評判・口コミ
【ウェブページ】ベアーズ
【ウェブサイト】オイシックス
河端 麻紀
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