置き配に!宅配ボックスの選び方やメリット・デメリットについて解説

宅配ボックスを設置することで、不在時でも荷物を受け取れるようになります。さまざまな種類がある宅配ボックスですが、当記事では理想的な選び方や、設置のメリット・デメリットについて解説します。

宅配ボックスの基本的な知識

そもそも宅配ボックスにはどのような種類があり、どのように活用することができるのでしょうか。ここからは宅配ボックスの使用経験がない方のために、押さえておきたい基礎知識を紹介します。

宅配ボックスの使い方

宅配ボックスは、基本的に配達員側で操作をするものです。操作説明が記載されている宅配ボックスが一般的で、配達員はその説明を参考に、荷物を投函します。具体的な流れは以下の通りです。

  1. 宅配ボックスに荷物を投函(配達員)
  2. 操作手順に従って施錠(配達員)
    (印鑑が必要であれば、受領印を押印)
  3. 宅配ボックスに配達した旨を別途用紙に記載し、ポストへ投函(配達員)
    (パスワード設定を行った場合は、そのパスワードも記載)
  4. 宅配ボックスから荷物を取り出す(受取人)

宅配ボックスの種類

宅配ボックスには、大きく分けて3つの種類があります。

種類特徴
据え置き型
  • 玄関ポーチや犬走り・アプローチの脇などに設置できるタイプ
  • アンカーや接着固定などで設置
簡易設置型
  • 簡単に設置でき、未使用時は折り畳み収納が可能なタイプ
  • 場所を取らず、アパートやマンションの玄関先におすすめ
ポスト一体型
  • 壁掛け用・埋め込み型・ポール式・機能門柱タイプなど多様
  • 工事による設置が必要

据え置き型か簡易設置型がおすすめ

宅配ボックスと一口に言っても、さまざまな種類があります。もし大きな手間とコストをかけずに設置したいのであれば、据え置き型もしくは簡易型がおすすめです。固定する作業は必要ですが、工事による設置と比較すれば手間をかけずに設置できます。

またアパートやマンション住まいで玄関前のスペースが限られる場合は、OKIPPAなどの簡易設置型がおすすめです。玄関前にワイヤーなどでかけておき、使用しないときには畳んで収納しておけるため、狭小スペースでの使用時に重宝します。

宅配ボックスを設置するメリット・デメリット

宅配ボックスにはどのようなメリットとデメリットが存在するのでしょうか。ここからはそれぞれ紹介しますので、宅配ボックスの設置を検討する際の参考にしてください。

メリット

設置したときに感じられる主なメリットは以下の2つです。

再配達になるリスクを抑えられる

宅配ボックスの大きなメリットは、不在時でも荷物の受け取りが可能になることです。ポストに入り切らない荷物も、宅配ボックスに入れることができれば不在票を切られる心配がありません。

非対面で荷物を受け取れる

あらかじめ宅配ボックスへ投函してほしい旨を伝えておけば、荷物を受け取れます。在宅時であっても、荷物を受け取るために玄関先へ出向く必要がありません。

ただし、現金書留や配達証明、大きすぎて投函できない荷物など、宅配ボックスに投函できないものもあります。その場合は基本的に対面での受け取りが必要です。

デメリット

メリットがある一方で、コスト面やスペースの確保の必要性は宅配ボックスのデメリットと言えます。

コストがかかる

宅配ボックスの購入費用が発生するのは最大のデメリットです。ただし、再配達を依頼する手間や営業所に取りに行く手間を考えると、長期的な目線で見たときにメリットが大きいと言えるでしょう。

スペースの確保が必要

据え置き型の宅配ボックスを設定するためには、ある程度のスペースが必要です。また固定する必要もあるため、設置できる場所も限られます。

後悔しないための宅配ボックスの選び方

宅配ボックスにはメリットもあればデメリットも存在します。購入してからデメリットが大きいと感じないように、慎重に選ぶようにしましょう。ここでは選ぶときに押さえておきたい6つのポイントを紹介します。

1. 取り付けの手軽さ

宅配ボックスには、自分で設置できる簡易タイプと工事が必要なタイプがあります。自宅へ手軽に取り付けたいのであれば、簡易タイプがおすすめです。ただし、セキュリティを重視するのであれば、工事が必要なタイプも候補に入れて比較してみましょう。

2. 設置場所(戸建てorマンション・アパート)に適したものを選ぶ

宅配ボックスはスペースを確保しなければならず、その広さによって理想的なタイプは異なります。例えば、アパートやマンションの玄関先に大きな箱型の宅配ボックスを設置すれば、通行の妨げになるかもしれません。

一般的には戸建て住宅には箱型の宅配ボックスが、アパートには、折り畳んで収納できるタイプが向いていると考えられます。

3. 素材

プラスチック製・ポリエステル製・金属製など、さまざまな素材を使用した宅配ボックスがあります。プラスチック製・ポリエステル製のものは設置が手軽であり、金属製のものは頑丈でセキュリティ性が高い点が特長です。

4. よく届く荷物のサイズが入るかどうか

宅配ボックスに届く荷物は大きさも千差万別です。そのため、自宅によく届くサイズの荷物が入る大きさのものを選ぶようにしましょう。

5. 自動捺印機能があるかどうか

宅配ボックスの中には、印鑑を取り付けられるタイプがあります。サインが必要な荷物であっても、このタイプを選ぶことで非対面で受け取れるようになります。

6. 防水性・耐久性はどの程度か

宅配ボックスは屋外に設置するものであるため、防水性や耐久性、防犯性にも着目する必要があります。この3つを重視するのであれば、防水加工が施された金属製のものが最もスペックが高いと言えるでしょう。

まとめ

当記事では宅配ボックスの選び方や、設置するメリット・デメリットについて解説しました。デメリットもありますが、共働き世帯が主流となり、日中は留守にする家庭が増えている昨今、宅配ボックスがあればスムーズに荷物を受け取れるでしょう。購入を前向きに考えている方はぜひ今回紹介した6つのポイントに着目して、検討してみてください。

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Yuta Yoshikawa

愛知県在住、Webサイト運営・Webライター。「コーヒーで読み解くSDGs」という本に出会い、コーヒーひとつでSDGs17の目標すべてに貢献できることを知りました。それからは、大好きなコーヒーを中心にエシカル消費やゼロウェイストを楽しんでいます。また、最近は、愛犬と一緒にサステナブルな生活を目指しています。