他の家事に比べて、とくに時間も手間もかかるのが料理。献立を考えることから始まり、本当に手順の多い家事ですよね。だからこそ、段取りを意識し、手際よく作ることが重要。料理上手は段取り上手といっても過言ではありません。さらに、ゴールを見据えて手順を組み立てる「段取りスキル」は、料理だけでなくさまざまな分野で活かせる能力です。今回は、段取りよく料理できるようになるための基本のコツを解説します。
段取りよく料理する基本のコツ
あらかじめ食材や調味料を確認しておく
段取りよく料理をするには、スムーズで流れるような作業が基本。途中で「塩がない!」など流れを断ち切ってしまわないよう、あらかじめ食材や調味料はチェックしておきましょう。できればすべて調理台に出しておくと、何度も冷蔵庫を開け閉めせずにすみます。
食材はまとめて先に切っておく
今日の献立に必要な食材は、まとめて一回で切っておきましょう。先に野菜、最後に肉の順番で切ると、まな板や包丁を洗うのも最小限ですみます。切ったあとは、野菜や肉が入っていたパックのトレイに戻せば、洗い物も減らせますね。
複数の調理器具を組み合わせる
電子レンジやトースター、グリル、圧力鍋など複数の調理器具を組み合わせると、いくつものメニューを同時に調理できて、さらなる段取りアップに。旬の野菜に塩コショウ、オリーブオイルをかけたものをグリルする、圧力鍋で煮物やカレーを作るなど「ほったらかし」にできるレパートリーなら、より同時調理しやすくなります。
レシピのいらない、作り慣れた料理を作る
レシピを見ながらでないと作れない、初めて作るといった料理は、どうしても時間がかかり段取りも悪くなってしまいがち。忙しい平日にそのような料理を作るのは避け、作り慣れてレシピを見る必要のないメニューを選びましょう。作り慣れない料理は、ゆとりのある週末などにチャレンジするのがおすすめです。
次の調理を見越して準備する
野菜を切る際に、次の日の調理に使う分もカットしておきましょう。少々ステップアップしたテクニックですがが、できるようになると格段に効率よく調理できるようになります。また、よく使う野菜はカットして冷凍しておくのもおすすめ。きのこ類や人参、大根などを冷凍しておくと、汁物を作るときにポンと入れられて、段取りアップします。
おいしい料理は段取りよく作ろう
料理はモタモタしていると火が通り過ぎて硬くなったり、煮崩れたりと味や見た目にも影響してしまいます。効率を意識しながら料理することで、段取りスキルは向上するでしょう。とはいえ、どうしてもうまく料理の段取りをとるのが苦手なら、家事代行サービスを利用するのがおすすめ。料理だけでなく家事全般に高い段取りスキルを持つスタッフが、短い時間で手際よく何品ものメニューを作り上げてくれます。料理は段取りを意識して、ストレスなく毎日の食事の準備をおこないたいですね。
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みすみぞの いずみ

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