「サステナブルランドリー」という言葉をご存じでしょうか。サステナブルランドリーとは、環境への負荷を小さくする洗濯です。日本は衛生意識が高く、世界の国々と比べて洗濯回数が多く、毎日の洗濯が習慣になっている方も少なくありません。
洗濯は、大量の水と電気を消費します。また、排水の際、ケミカル洗剤や染色色素、化学繊維が原因となるマイクロプラスチックなどが流出し、自然環境を汚染し、生き物たちの生態系に影響を及ぼすとも言われています。洗濯回数の見直しは、家事が楽になるだけでなく、地球環境を守ることにもつながります。
洗濯回数を減らす方法
洗濯機を使う回数を減らすといっても、不衛生になっては意味がありません。また、洗濯回数の削減にストイックに頑張り過ぎるのも続きません。ここでは簡単に実践できるアイディアをご紹介します。まずはすぐに生活に取り入れられそうなことから、実践してみてください。
「着たら洗う」から「汚れたら洗う」習慣にシフトする
日本では、一度着た服はたいして汚れていなくても洗濯をするという習慣になっている家庭が多いのではないでしょうか。下着類以外の衣類に関しては、ほとんどの場合、埃を払うだけで十分です。むしろ毎回洗うことで生地を傷め、色落ちを招いてしまいます。
コインランドリーを利用する
コインランドリーを利用して大型の洗濯機で週末に1週間分をまとめ洗いすることで、洗濯の回数を減らせます。
速乾タオルやマットをフル活用する
タオルやマットを速乾性のものにすると、雑菌の増殖を抑えることができ、洗う回数を減らすことができます。
入浴の際に下着などの小物類を洗う
入浴のついでに、お風呂で下着やハンカチ、靴下などの小物類を手洗いすれば皮脂汚れも落ちやすく、洗濯機を使う回数を減らせます。
色移り防止シートを使う
色移りを気にして、白物と色物を分けて洗濯している方もいるのではないでしょうか。そんな方は色移り防止シートを使うことをおすすめします。色素や汚れを吸着し色移りを防いでくれるので、白物も色柄物も一度に洗えます。
洗濯回数を減らすことのメリット
節水や節電になる
まとめ洗いで洗濯回数を減らすことで、節水や節電ができます。ただし洗濯機が最も効率良く省エネに運転できるのは、定格容量の8割程度と言われています。衣類を入れ過ぎても効率が悪くなるので、注意しましょう。
水質汚染を減らせる
環境省の調査によると、日本では水質汚染の70%が家庭からの生活排水が原因で、そのうちの10%が洗濯によるものであることがわかります。洗濯排水の中には洗濯洗剤や色素、海の生態系に影響を及ぼしているマイクロプラスチックファイバーなどが含まれています。洗濯回数を減らすことは、水質汚染の低減につながります。
服が長持ちする
頻繁な洗濯は服の寿命を縮めるので、捨てて新しいものを買うサイクルが早まります。汚れてもすぐに洗濯せず、汚れた箇所だけの部分的なケアで、服を長持ちさせることができます。
Dr.Beckmann(ドクターベックマン)製品
汗のにおいが気になる梅雨や夏の暑い時期は、自然と洗濯物が増えてしまいます。洗濯の際に色移りを気にして、白い服と色物の服を分けて洗濯すると、さらに洗濯回数を増やしてしまいます。洗濯時に「Dr.Beckmann」のカラー&ダートコレクター(CDC)の色移り防止シートを1枚入れるだけで、色素や汚れを吸着して色移りの心配がなくなります。色分け洗濯を止めて洗濯回数を減らすことで、節水や節電効果を高め、排水による環境負荷を低減できます。
日々の洗濯習慣を「着たら洗う」から「汚れたら洗う」に変えてみたり、色分け洗濯を止めてみたりして、洗濯回数を減らすサステナブルランドリー。洗濯による環境への負担を減らすために、毎日の暮らしに取り入れていきたいですね。
また、仕事や育児、介護などに忙しく、洗濯に手が回らないと感じている方もいらっしゃるしれません。そんな時は家事代行サービスを使って、1週間分の洗濯をまとめてお願いしてみるのもおすすめです。家事のプロの洗濯で、自分にも地球にも心地良い毎日を手に入れてみませんか。
【参照サイト】サステナブルランドリー
【参照サイト】知って得する・役立つ 梅雨時カンタン、サステナブルな洗濯方法
【関連ページ】洗濯代行に対応している家事代行サービス
Yoko
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