コロナ禍を経て、人々の農業熱が年々高まっている。働き方の変化や収入の確保などが背景にあることに加え、より自然に根付いた暮らしを求めるようになったことも大きいだろう。
農業従事者の高齢化などが問題視される一方で、49歳以下の新規就農者は、2014年より4年連続で2万人を超えた。以前の推移と比べて高め安定と言える(※)。
そうしたなか、企業のサステナビリティをサポートする株式会社アイクリエイトが、自社運営する⼋ヶ岳南嶺にある無農薬無肥料の畑「Planners Farm(プランナーズ ファーム)」にて全8回のワークショップ「My Little Farm プロジェクト」の開催を決定。参加者募集を開始した。
My Little Farm プロジェクトとは、「世の中のモッタイナイをなくしたい」という想いで、自社農園にて運営するファームプロジェクトだ。
その一環として 2022 年より、「⾃給」や「循環型の⽣活」をコンセプトに、未来の持続可能なライフスタイルを考え実践する場としてワークショップを開催している。初心者でもできる畑づくりを実践、⾃然栽培を学ぶことができるというものだ。
約400坪の耕作放棄地の開墾からスタートし、2年間をかけて畑に変えてきた取り組み。その体験や学びをより多くの人と共有し、未来を一緒につくっていきたいという想いが、実践型の同ワークショップの誕生につながった。
さらにアイクリエイトはこれまで企業のサステナビリティをサポートしてきたなかで、サステナブルな暮らしのヒントはすべて自然にあると感じ、言葉だけでなく体で、また実感としてサステナビリティを感じることが大切だという考えに至ったとしている。
農薬も肥料も使わないPlanners Farmでの野菜づくりを通じて、その先にある⾷の今後や⾃然に寄り添うライフスタイルについてみんなで⼀緒に考え、実践していくきっかけとなることを目的としている。
今年度は、無農薬・無化学肥料栽培の普及に努めながら、自身もスクールを主催している⾃然菜園コンサルタント・⽵内孝功⽒を講師に迎え、全8回に渡る実践型ワークショップとなる予定だ。
家庭菜園に初挑戦する人でも参加しやすいように、種まきから収穫、種取りまでわかるような講座内容となっているほか、プランターでの野菜づくり講座も含まれているため、自宅で実践したい人にとっても魅力的な内容だ。現地生産者たちと親睦を深めるミニイベントも計画しており、講座終了後のつながりや続けやすい仕組みも用意されている。
農業に興味のある人だけでなく、サステナブルな食や循環社会に関心がある、またゆくゆくは自給自足を実践してみたい、自然に触れたいという人に特におすすめ。実際に土に触れ、自然に沿った方法で野菜を育てるという経験は、農業に留まらない気づきや学びを得られるきっかけになること間違いない。
My Little Farm 2023 in ⼋ヶ岳 ワークショップ概要
・期間:2023 年 3 ⽉下旬〜10 ⽉中旬 全 8 回
・場所:Planners Farm(⼭梨県北杜市⼩淵沢町)
・ゲスト講師:⽵内孝功/My Little Farm ナビゲーター・粟⽥あや
・講座詳細、申し込み→公式サイト
【参照ページ】農業で働きたい人が急増 コロナで収入減や働き方の変化背景に|NHK
【参照ページ】日本の農業人口の現状|農業ジョブ
【関連ページ】生ごみコンポストで地域をつなぐ循環の農園。「マイファーム松戸千駄堀 体験農園」レポート
【関連ページ】家庭菜園初心者におすすめ!ほぼ一年中プランター栽培できる野菜5選
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