ハウスダストとは一般的に肉眼では見えにくい、小さなホコリやチリのこと。一見きれいな部屋にもふわふわと漂っています。ハウスダストはその小ささゆえに吸い込みやすく、アレルギー疾患の原因となる場合があります。また、ほんの少しの風や空気の流れに乗って移動するため、掃除しにくいのも特徴です。そこで今回はハウスダスト対策をテーマに解説します。
ハウスダストにはアレルゲンが含まれている
ハウスダストはおもに綿ボコリで構成されており、ほかにはダニの死骸やフン、ペットの毛、花粉、フケ、砂ボコリ、カビや細菌などが含まれています。これらはアレルゲンとなる場合も多く、小さな子どもや高齢者など抵抗力が弱い家族がいる場合には、しっかりと対策することが大切です。
ハウスダストが発生しやすい場所
ハウスダストは、家の中のどのような場所に発生しやすいのでしょうか。
綿ボコリの宝庫【寝室】
綿ボコリが舞いやすい寝具のある寝室は、とくにハウスダストが発生しやすい場所です。また、髪の毛やフケなども落ちやすく、それらをエサとするダニも発生しやすいため、念入りにハウスダスト対策をおこないましょう。
カーテンの綿ボコリと結露のカビに注意【窓際】
窓際のカーテンも綿ボコリが舞いやすく、ハウスダストの発生源となりやすい場所です。冬は窓ガラスに結露が発生しやすく、カビの原因にもなります。
掃除しにくくホコリがたまりやすい【クローゼット】
衣類などの布製品を多くしまってあるクローゼットも綿ボコリが舞いやすい場所。さらに掃除や空気の入れ替えがしにくい場所でもあるため、ハウスダストが溜まりやすくなっています。
空中を漂うハウスダストを上手に掃除するポイント
ハウスダスト対策として大切なのがこまめな掃除です。現代の住まいは気密性が高く、部屋の空気がなかなか外へ流れていきません。そのため、ハウスダストも住まいにとどまったままとなりやすく、掃除を怠れば増えていきます。一方、ハウスダストは微細で空気中を漂っているため、意外と掃除がしにくいという難点もあります。そこで、掃除する際には次のような点に注意することがポイントです。
朝イチ、もしくは帰宅後すぐに掃除
ハウスダストは人が寝てる間や不在の間など、人の動きがない時間帯は、床に落ち、溜まった状態となります。そのため、起床後もしくは帰宅後すぐハウスダストの掃除するのが最適です。その際、空気の流れでハウスダストが舞わないよう、窓を開けないこともポイントです。
上から下に掃除
ハウスダストは床だけでなく、家具や照明などの上、壁などにも溜まっています。掃除の際は「上から下」を意識し、最後に床に溜まったハウスダストを一気に取り除くと効率よくきれいにできます。
フロアモップ→掃除機の順で掃除
ハウスダスト掃除の手順は、まずフロアモップ、そのあと掃除機をかけましょう。いきなり掃除機をかけてしまうと、掃除機本体の動きや排気によって床に溜まったハウスダストが舞い上がってしまいます。
こまめな換気を心がける
普段からこまめな換気を心がけ、ハウスダストを外に追い出すようにしましょう。じつは外の空気の方がホコリなどを含む量が少なく、こまめに換気することで部屋の中のハウスダストを減らせます。空気清浄機を活用するのもよいですね。
ハウスダストはこまめな掃除で対策を
部屋の中をふわふわと舞うハウスダスト。放っておくと、アレルギー疾患を引き起こすこともあり、注意が必要です。できるだけこまめな掃除や換気を心がけ、ハウスダストを家から追い出すようにしましょう。また、毎日忙しく、家のすみずみまで掃除するのが難しいと感じているなら、家事代行サービスを活用するのもおすすめです。ハウスダスト対策をおこない、毎日気持ちよく過ごしたいですね。
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