入学前にしておいた方がいいこととは?現役の小学校の先生に聞いてみた!

小学校入学

春を感じられる暖かい日が増えてきました。4月から小学校生活が始まるというお子さんがいるご家庭も多いでしょう。小学校入学は親子ともに大きなイベントです。子どもだけで登下校したり、宿題が毎日でたり、幼稚園や保育園の時にはなかったことが増えるため、親子で不安に感じているご家庭もあるのではないでしょうか。

今回は入学前の不安を少なくできるよう、大阪府で小学校の先生をされている松下先生に「これだけできていたら大丈夫」というポイントを教えていただきました。この記事を参考に、今から親子で準備をして、笑顔で新しい生活をスタートできるようにしてみてください。

松下隼司先生のプロフィール

松下先生1978年生まれ。大阪の公立小学校教諭(19年目)で2児の父(10歳の息子と3歳の娘)。令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクールで文部科学大臣賞を受賞。日本最古の神社である大神神社の第17回短歌祭で最優秀賞の額田王賞を受賞。教師の仕事の傍らで、教師の仕事の魅力や子どもとの接し方などを絵本や書籍を通して伝えている。絵本『せんせいって』『ぼく、わたしのトリセツ』や教育書『むずかしい学級の空気をかえる 楽級経営』の著者。

まずは早寝を徹底させよう!

子ども 早寝早起き

先生の目線で、子どもの生活習慣について保護者に1番お願いしたいことは「睡眠時間をしっかりとらせる」こと、具体的に言うと「早寝」だそうです。新1年生にとって、小学校の生活は新しい環境になるため、普段以上に疲れやすくなります。そのため睡眠時間の確保はとても大切だそうです。

「子どもが元気に楽しく学校生活を過ごせるよう、10時間程度は睡眠をとれるように、今から早寝早起きを意識した生活を心がけましょう。」(松下先生)

早寝をさせようと思ってもなかなか難しいと感じてしまう方もいるかもしれません。先生が実際に実践していることやアドバイスをお伺いしました。

子どもと一緒に寝る

先生の家では毎日、子どもと同じ時刻に家族全員が川の字になって寝ているそうです。

「親が夜起きていたら、いくら『早く寝なさい。』と言っても、子どもはもっと起きていたいと思ってしまいます。家族みんなが早寝をすることで、子どもは早寝が当たり前になり、毎日十分な睡眠をとることができるようになります。子どもが寝た後の時間に用事を済ませていた人は、夜やっていたことを早朝にすることで、早寝を実践できるのでおすすめです。」(松下先生)

もちろん、仕事の都合などで、家族全員が早寝をすることが難しい場合もあるでしょう。そのような場合も子どもの寝る時間に合わせて部屋を暗くして、できるだけ静かに過ごすなど、早寝しやすい生活を心がけましょう。

また、子どもだけで寝る場合でも、一緒に添い寝をするなどしてちゃんと寝たかを確認するようにし、早寝を習慣化させましょう。

寝る前の15分をご褒美の時間にする

時間通りに寝る支度ができたら、寝る前の15分を子どもが好きなことができるようにしてみると、子どもにとっては早寝をするモチベーションになります。

「この時間は子どもが好きなゲームをやったり、テレビを見たり、絵本の読み聞かせをしてもらったりと子どもが自由にやりたいことをやれる時間にしましょう。ご褒美の時間が終わって寝る前にハグしてあげると、子どもにとって安心して寝ることができるのでおすすめです。」(松下先生)

休日も生活リズムを変えない

先生の家では平日も休日も寝る時間を変えずに、基本的に同じ時間に寝るようにしているそうです。

「週末や祝日などの休日は、外出や夜更かしにより生活リズムが崩れがちですが、一度生活リズムが崩れてしまうと、それを戻すのが大変です。寝る時間を固定することで、規則正しい生活を送ることができ、また時間を意識した行動にもつながるので、できるだけ家族みんなでできるだけ生活リズムを崩さないようにしています。」(松下先生)

学習の準備はこの2つでOK

子ども 勉強

学習に関して色々不安に感じている方は多いでしょう。学校生活を楽しく過ごすために、入学前にできるようになっておいてほしいことは以下の2つだそうです。

自分の名前を書けるようにしておく

学校の授業では、課題プリントを配ることが多く、その際に必ず名前を書く必要があります。

「記名をスムーズにできるようになっていれば、焦ることなく学校生活をスタートすることができますね。」(松下先生)

時間を意識して行動できるようにする

小学生になると時間割があり、学校にいるほとんどの時間はいつ何をするかが決められています。

「「短い針が7、長い針が12のところ(7時)になったら朝ご飯を食べましょう。」など、子どもの理解度に合わせて時間を意識させる声掛けをして、普段の生活の中で、時計を見て時間を意識して行動できるようにしておきましょう。」(松下先生)

時計を読めるようになるために、アナログの置時計の近くにデジタルの置時計も置いておくと、子ども1人でも時刻を確認しやすいのでおすすめです。

「セイコーの知育時計は目盛りのところに0から59の数字がついているので、時計がまだ読めない子どもでも覚えやすいです。また、時計・分針がそれぞれ数字と同じ色をしていたり、時間別に色分けされているので、何時かが分かりやすいのが特徴です。」(松下先生)

画像は、Amazonから引用。

【ウェブサイト】SEIKO

小学校ってどんなところ?学校の様子を知るには

小学校の生活の様子を事前に少しでも知れたら、子どもは安心するでしょう。

学校のホームページを見る

入学先の学校のホームページを見ておくことで、普段の学校の様子を垣間見ることができます。

「最近は写真付きで学校の様子が公開されており、更新もマメにされていることが多いです。どのような学習をしているのか、給食はどのようなものが出るのか、休み時間の様子などを事前に知ることができるので、楽しい学校生活の期待を膨らませることができます。」(松下先生)

NHK for Schoolを見る

また、子ども向けの動画サイトもおすすめです。

「「NHK for School」は学校の授業でもよく活用されており、10分程度の見やすい時間で、子ども目線で分かりやすく楽しく学べる動画がたくさんあります。「入学」や「1年生」とキーワードを入れると入学や新生活に関する動画が見られます。」(松下先生)

【参照サイト】NHK for School

実際に入学して何か気になることがあったら

幼稚園や保育園の頃は、毎日送り迎えがあり、頻繁に担任の先生と会って園での様子を聞くことができました。でも小学生になると、「全然学校での様子が分からない」という状態になるかもしれません。

「そのようなときは、学校に電話したり、連絡帳を通して先生に相談してみてください。『学校で友達と仲良くやっていますか?』『休み時間に1人ぼっちで過ごしていませんか?』『授業(できたら教科も具体的に)は、ついていけていますか?』など具体的に聞く方が担任の先生も答えやすいですよ。」(松下先生)

さいごに

小学校入学は親子ともに一つの節目となる大きなイベントです。いろいろできるようにしておかなければと考えている保護者もいらっしゃると思いますが、最初は大人が手助けしてあげながら、徐々に子どもだけでできるようになっていけば大丈夫です。保護者だけでなく子どもも新しい生活を前にさまざまな不安を抱えているので、親子で一緒に準備をして、子どもに自信を持たせてあげられるといいですね。

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Life Hugger 編集部

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