ナチュラル洗剤の「セスキ炭酸ソーダ」を使った洗濯で食べこぼしや汗、血液汚れをすっきり落とそう!

セスキ炭酸ソーダ

「セスキ炭酸ソーダ」という名前は耳にしたことがあっても、一体どう使えばいいかわからないという方は多いでしょう。重曹やクエン酸のようなナチュラルクリーニング洗剤のひとつで、一般的な合成洗剤よりも環境負荷が少なく、さらに汚れをしっかり落とす力があり、今注目を集めています。

ドラッグストアなどで気軽に購入できるため、ぜひ毎日の洗濯に取り入れてほしい洗剤です。今回はセスキ炭酸ソーダを洗濯に活用する方法をご紹介します。

セスキは食べこぼしや汗、血液の汚れに効果を発揮!

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性のクリーナー。食べこぼしや皮脂汚れ、血液汚れ、汗などを中和して落とします。汚れだけでなくにおいもすっきり!

アルカリ性クリーナーといえば重曹が有名ですが、セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性がより強く、水に溶けやすい特徴を持ちます。そのため重曹よりも汚れ落ちがよく、洗濯する際も扱いやすいのです。

セスキを使って洗濯する方法

つづいてセスキ炭酸ソーダを使った洗濯方法をご紹介しましょう。セスキ炭酸ソーダは一般的に粉末とスプレー液が市販されており、洗濯に幅広く使うなら粉末タイプが使いやすく、おすすめです。

いつもの洗剤の代わりに

軽い汚れなら、いつもの洗剤の代わりにセスキ炭酸ソーダを使ってみましょう。水30Lに対し、大さじ1杯(15g)のセスキ炭酸ソーダを入れていつも通り洗濯するだけ。

セスキ炭酸ソーダは泡が立たないため、すすぎは1回でOKなのもうれしいですね。洗濯機に水を溜めたあと、すぐに運転開始せず、しばらくつけおきしておくと汚れ落ちがよりアップします。

部分汚れにスプレーして

食べこぼしや血液汚れなどピンポイントな汚れには、セスキ炭酸ソーダ水(水500mlに対し小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダ粉末を溶かす)が活躍します。汚れ部分に直接スプレーし、10分ほど放置し軽くもみ洗いしたら、いつも通り洗濯するだけ。ついたばかりの汚れなら、スプレーするだけで汚れが浮き上がってきますよ。

頑固な汚れにはつけおきで

なかなか落ちない頑固汚れは、つけおき洗いで対応しましょう。水2Lほどに対し、小さじ2杯のセスキ炭酸ソーダを入れ30分〜半日ほどつけおきします。その後汚れ部分を軽くもみ洗いし、最後にいつも通り洗濯すればOK。汚れの程度に応じて濃度を高くしたり、お湯を使ったりするとより高い効果が得られます。

セスキを使って洗濯するときの注意点

便利なセスキ炭酸ソーダですが、誤った使い方では逆に衣類を傷めてしまうこともあります。以下の注意点を踏まえ、正しく使いましょう。

ウールやシルクなどデリケートな衣類に使用するのはNG

セスキ炭酸ソーダはタンパク質を溶かす性質を持つため、動物性の繊維であるウールやシルクに使うのはNG。また、タグに「中性洗剤使用」などの表記があるデリケートな衣類にも使わないようにしましょう。

肌が弱い場合には手袋を着用

弱アルカリ性の性質を持つセスキ炭酸ソーダですが、肌が弱い場合には肌荒れの原因となってしまうことがあります。もみ洗いやつけおきする際は肌に直接触れないよう、手袋をつけて作業するのがおすすめです。

スプレー水は早めに使い切る

便利なセスキ炭酸ソーダ水スプレーですが、1週間を目安に使い切るようにしましょう。カビが生えるなど、傷むおそれがあります。スプレー水は洗濯だけでなく、掃除にも活用できるため、あれこれ活用すれば1週間で使いきれますよ。

セスキ炭酸ソーダを使った洗濯で毎日清潔に!

セスキ炭酸ソーダは環境に優しく、手軽に使えるナチュラルクリーナー。食べこぼしや油汚れ、汗や血液の汚れに効果を発揮し、毎日の洗濯で活躍してくれます。

便利なセスキ炭酸ソーダですが、日々忙しくなかなか洗濯などの家事に十分な時間を割けない方も多いでしょう。そこで家事代行サービスを活用するのもおすすめ。苦手な家事や時間のかかる家事だけお願いするという方法もあり、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。セスキ炭酸ソーダを使った洗濯で、毎日清潔な衣類に袖を通したいですね!

(監修:曽我 美穂

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みすみぞの いずみ

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代半ば。