家事の中でも、どちらかというと苦手、と感じている人が少なくない掃除。しかしその理由は、効率的な掃除のやり方を知らないことが原因かもしれません。家中をしっかり掃除しようとすると、本当に大変。苦手意識がついてしまうのも無理はなく、そのまま汚部屋になってしまうなんてことも!今回は、無理なく続けられる効率的な掃除のやり方について解説します。
掃除のやり方にはコツがある?
掃除が苦手と感じている方もコツさえ押さえておけば、効率的にラクラク終わらせることができます。逆に考えれば、掃除のコツを知らないから効率的にできない、掃除が苦手になってしまう、その結果部屋がきれいに保てない、という悪循環に陥っているともいえますよね。まずは、効率的に掃除ができるようになる4つのコツをご紹介しましょう。
1.掃除の前に片付けやいらないモノの処分を
モノが多くても掃除が行き届いている、という人はよっぽどの掃除好きや、掃除がかなり得意なケース。多くの人にとって、モノの多さと掃除の苦手度は比例すると考えてよいでしょう。またモノが多いとなかなか片付かず、部屋も散らかり掃除もしにくいですよね。いきなり家中のモノの断捨離は難しいかもしれませんが、まずは身近な場所のいらないモノや、使っていないモノから処分を始めましょう。
2.汚れに気づいた時が掃除のタイミング
掃除というと、掃除機をかけたり拭き掃除をしたりといった一連の流れが思い浮かぶかもしれません。しかし毎日の掃除はもっと肩の力を抜いて大丈夫!無理をして掃除のために時間を作るよりも、汚れに気づいたときや、使ったついでなどにサッと掃除するだけでOK。汚れはまとめて掃除するよりも、付着してからできるだけ早めに掃除する方が、ラクにきれいにできます。すぐに掃除道具を手に取れる場所に置いておくと、サッと取り出せて便利です。
3.汚れに合わせて洗剤を選ぼう
掃除用洗剤はどれも同じ、となんとなく使っていませんか?洗剤にはそれぞれ得意とする汚れがあり、苦手な汚れには効果を発揮できません。市販の洗剤を使うときは、ラベルの裏を見て、洗剤の性質を確認しましょう。
普段の掃除や軽い汚れ
中性や弱アルカリ性の洗剤で落とせます。台所用洗剤や浴室用洗剤、住居用洗剤など。
落ちにくい油汚れや皮脂汚れ
アルカリ性の洗剤で落とせます。台所の油汚れ専用洗剤や塩素系漂白剤など。汚れを強力に落としてくれますが、肌荒れを起こす可能性もあるので、手袋をつけて使うことをおすすめします。
水垢やトイレの黄ばみ
酸性の洗剤で落とせます。トイレや浴室用の強力洗剤やクエン酸水など。ただし、塩素系の洗剤と混ぜると有害なガスが発生するので、注意が必要です。
4.家事代行サービスに依頼する
いろいろ試してみたけれどやっぱり掃除が苦手なら、家事代行サービスを利用するのもおすすめ。苦手なことを無理にしてもなかなか上手にはできないし、ストレスにもなってしまいますよね。定期的に家事代行サービスにお願いして、家中をきれいにしてもらえれば、手間もかからず快適に過ごせます。
掃除は完璧を目指さないやり方で
掃除が苦手だと感じている方は、思い描く理想が高いのかもしれません。全部ピカピカにしなければ、と思わず、自分や家族が快適に過ごせるレベルで問題ありません。今日はここだけを掃除しよう、と決めて取り掛かれば、達成感も得やすいのでおすすめです。掃除のやり方は人それぞれ。少しずつ自分なりの掃除のやり方を見つけられれば、苦手意識もどこかへいってしまいますよ。
【関連ページ】専用の洗剤は不要!?身近な道具を使ってキッチンの油汚れを掃除する方法
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みすみぞの いずみ
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