公益財団法人日本環境協会は12月1日、運営するエコマーク制度について、海洋プラスチックごみを再生利用した製品を対象とする認定基準の案を公開し、意見の募集を始めました。
エコマークは、1989年から、環境負荷が少ないといった理由で環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられています。消費者が暮らしと環境の関係を考え、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
海洋プラスチックごみ汚染が世界中で問題となるなか、2015年9月に国際連合が示したSDGs(持続可能な開発目標)では、目標14「海の豊かさを守ろう」のターゲット14.1で、2025年までに大幅に削減することを掲げています。
そして、日本でも2019年5月に「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」が公表され、行政にとどまらず、事業者や消費者もその取り組みを進めていくことが求められています。
こうした背景から、同協会は、エコマークの新たな認定基準に関して、意見の募集を始めました。
また、12月22日(火)には、14:00から15:30まで、最新の海洋プラスチックごみの対策や、エコマークの認定基準の案を紹介するオンラインセミナー『海洋プラスチックごみ対策の最前線とエコマーク』をZoomビデオウェビナーで開催します。定員は100名(事前登録制)、参加費は無料です。
海洋プラスチックごみは海を汚染するだけでなく、そこに住む生き物にも影響を与えるため、世界中で問題視されています。便利なプラスチックをあたりまえに使うことに慣れてしまった私たちは、使い捨てプラスチックを減らす努力をしつつ、再生プラスチックを使用したエコマーク商品を使うなど、プラスチックを適切に利用、廃棄する生活を心掛ける必要がありそうです。
認定基準への意見募集は12月30日まで、制定予定は2021年2月1日とのこと。エコマークの新たな基準の策定を通じて、海洋プラスチックごみのさらなる削減につながることに期待です。
【参照ページ】認定基準の意見募集 | 商品の認定基準 | エコマーク事務局
【ウェブサイト】エコマーク事務局
【参照ページ】環境省_「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」の策定について
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