「ワークライフバランス」や「働き方改革」という言葉を耳にするようになって久しいですが、働く母親をとりまく環境は依然として厳しいのが現状です。仕事から帰宅後も家事に追われ、まるで『ひとりブラック企業』のような日々を送っている方々も少なくないのでは? しかし、このままでは子どもと過ごす時間も取れず、精神的・肉体的にも追い込まれる一方だと感じている方に、家事負担を少しでも軽減するためのヒントをご紹介します。
なぜ家事は働く母親にとってこんなにも負担に?
女性のライフスタイルは大きく変化し、働きながら子育てする「ワーキングマザー」はもはや当たり前となりました。しかし、家事に対しては「時間をかけるべき」「丁寧にやるべき」など以前と変わらないイメージのままです。また、母親自身もそのような意識にとらわれてしまい、毎日必死で家事をしていることも。その結果、毎日の家事が負担となり、心も身体もギリギリの状態になっているワーママは少なくありません。
家事負担を軽減するコツは「プレイヤー」から「マネージャー」へ
「家事は時間をかけて丁寧に」という呪縛にとらわれたままでは、家事はいつまでも終わることはありません。そこで大切なのが視点を変えること。家事をおこなう「プレイヤー」ではなく、家事を管理する「マネージャー」の目線を持ちましょう。目の前の作業をがんばることよりも、家事の仕組みを見直して負担軽減をはかることがポイントです。さっそく具体的にみていきましょう。
家事のゴール設定を変える
家事のゴールはすみずみまで掃除を行き届かせたり、毎食ごとに凝った料理を作ったりすることではなく、家族が快適に過ごせること。性格上、細かい部分が気になる場合もあるかもしれませんが、まずは家事のゴールを低く設定し、できる限り負担を減らしてみましょう。
苦手な家事は徹底して負担を減らす
すべての家事を見直すとなると、かなり大変。まずは、苦手な家事を見直すことからはじめましょう。不得意な家事はとりかかるのにも億劫になり、心理的にも負担になっている場合も。苦手な家事の負担を減らすことで、全体的な労力や手間も大きく減らせるはずです。
便利な家電・グッズに頼る
最近はハイスペックな家電や便利なグッズも多く販売され、家事負担の軽減に大きく役立ちます。価格の高さから購入をためらってしまうかもしれませんが、数年に渡り活躍するであろうことを考えると、十分に元は取れるのではないでしょうか。
モノを減らす
モノが多いと、家事の手間も増えます。掃除の際もいちいちモノをどける必要があったり、片付けに時間がかかったり。まずは明らかな不用品やしばらく使っていないモノなどから減らしてみましょう。
プロの力を借りる
家事の負担を究極に軽減させる方法は、家事代行サービスを利用し、プロの手を借りること。高い技術を持つプロに依頼することで、自分でするよりも短時間で効率よく家事を完了させられ、家事にまつわるストレスからも解放されます。
家事負担を軽減するには管理の仕組みを考えよう
これまで一般的とされてきた「家事はこうすべき」といった制約は、働く母親にとって大きなプレッシャー。家庭によってライフスタイルが異なるように、家事のありかたもそれぞれです。毎日の家事を負担に感じているなら、がむしゃらなプレイヤーではなく、冷静に管理するマネージャーの視点を持ってみましょう。家事の労力を少しでも減らして、自分のためや子どもとの時間を増やしたいですね。
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みすみぞの いずみ
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