今や掃除の定番アイテムとなりつつあるメラミンスポンジ。水を含ませて軽くこするだけで汚れが落ちる便利なスポンジですが、それでも落ちない頑固な汚れは洗剤を併用することで、すっきりきれいにできるんです。そこで今回はメラミンスポンジの基本の使い方に加え、汚れのタイプに応じた洗剤を一緒に使うことでより効果をアップする裏ワザについて詳しく解説しましょう。
あらゆる場所で大活躍!メラミンスポンジの基本の使い方
メラミンスポンジとは、「メラミン樹脂」でできたスポンジのこと。メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させることでできる非常に細かい無数の空洞で、水だけで汚れをかき出す仕組みです。使い方は簡単。メラミンスポンジをしっかりと水で濡らし、汚れをなでるだけです。ポイントは、水でしっかりとメラミンスポンジを濡らすこと。キュッキュッと音がするようなら水分が足りない証拠なので、少し水がしたたるくらいに濡らして使いましょう。
メラミンスポンジ+◯◯でしつこい汚れを落とす掃除の裏ワザ
つづいてメラミンスポンジと洗剤を一緒に使って、頑固な汚れを落とす方法について。コツは汚れの特徴に合わせた洗剤を使うことです。さっそくみていきましょう。
『+重曹』で焦げ付きやくもりを落とす
重曹は、鍋やコンロの五徳の焦げ付き、シンクのくもりを落とすのに役立ちます。汚れに直接粉末状の重曹を振りかけて、その上から水で濡らしたメラミンスポンジでこするだけ。重曹の粉末が研磨剤の役目を果たして、ピカピカに磨き上げることができます。ただし重曹は、アルミや銅の鍋に使うと変色の原因となるので注意しましょう。
『+セスキ炭酸ソーダ水』で油汚れや皮脂汚れを落とす
ベタベタした油汚れや手垢などの皮脂汚れは、水の代わりにセスキ炭酸ソーダ水(500mlの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダ)をメラミンスポンジに含ませることですっきりと落とせます。油でベトベトになった換気扇や魚焼きグリル、手垢で汚れた壁紙などの掃除にぴったりです。ただしセスキ炭酸ソーダ水は弱アルカリ性の性質を持つため、手荒れしやすい方は手袋をつけて使うようにしましょう。
『+クエン酸水』で水垢を落とす
洗面台やキッチンシンク、お風呂の水垢汚れにはクエン酸水(200mlの水に小さじ1杯んクエン酸)が効果的。とくに頑固な水垢汚れは「クエン酸ラップ」で落としましょう。汚れにクエン酸水をスプレーしてキッチンペーパーで覆い、さらに乾燥しないようにラップをかけてしばらく置いておく方法です。最後にメラミンスポンジでこすれば、軽い力で水垢が落とせます。ただしクエン酸は、大理石やアルミに使うと変色の原因となるため注意しましょう。
メラミンスポンジでの掃除に向かない材質もあるので要注意
メラミンスポンジは汚れをかき出す強い力を持ち、表面を傷つけるおそれがあるため、使うのに向かない材質があります。次のような材質にメラミンスポンジは使えないため、気をつけましょう。
- 表面がコーティングされた鏡やガラス
- 光沢のあるステンレスやプラスチック
- 車のボディ
- FRP素材や大理石などの浴槽
メラミンスポンジを使った掃除で頑固な汚れもするっと落とそう
便利なメラミンスポンジは、洗剤と合わせて使うことで、さらに掃除に活躍します。ポイントは汚れのタイプに合わせた洗剤を使うこと。諦めていた頑固な汚れも、メラミンスポンジ+洗剤の組み合わせでするっと落とせるはずです。また、日々忙しく、頑固な汚れの掃除にまで手が回らないと感じているなら、家事代行サービスを利用してみるのもおすすめ。きれいな住まいをキープして、気持ちよく毎日を過ごしたいですね。
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