畳やフローリングなど床の掃除はとりあえず掃除機さえかければいいと考えていませんか? しかしなんとなく掃除機をかけているだけでは、ホコリやチリをきちんと取り除けていないことも少なくありません。忙しい毎日の中で掃除機をせっかく掃除機をかけるのなら効率よく、正しいやり方を知っておきたいですよね。今回は畳やフローリングに効率よく掃除機をかける手順や、意外と知らない掃除機の正しいかけ方について詳しく解説します。
効率よく掃除機をかける手順
畳やフローリングを掃除するとき、いきなり掃除機をかけるのは実はNGです。掃除機から出る排気によってホコリやチリが舞い上がり、その多くをしっかりと吸い込むことができません。そこで次のような手順で掃除機をかけるのがおすすめです。
1.フロアワイパーで全体のホコリを取り除く
まずはホコリやチリを舞い上げないように、床全体をフロアワイパーで拭き上げましょう。シートはドライタイプを使い、8の字を描くように動かすのがポイントです。
2.掃除機をかける
続いて、掃除機をかけます。フロアワイパーでは取りにくい隅や端のゴミを吸引するように意識しましょう。毎日フロアワイパーを使って大まかなホコリやチリを取り除いていれば、掃除機をかけるのは週に1、2回でかまいません。
3.落ちにくい汚れを水拭きする
床にこびりついた汚れがあれば、水拭きで落としましょう。ウェットティッシュを使うと手軽にサッと落とせて便利です。雑巾を使う場合は、フローリングや畳に水分が残らないよう気をつけましょう。
知っておきたい掃除機の正しいかけ方のポイント
掃除機をただなんとなく動かしているだけでは、ホコリやチリを吸い込むどころか逆にまき散らしてしまうおそれがあります。そこで知っておきたい掃除機の正しいかけ方について解説しましょう。
朝イチもしくは帰宅後すぐの掃除がベストタイミング
フロアワイパーや掃除機を使った掃除は、朝イチか帰宅後すぐおこなうのがベストです。これはホコリやチリは人の動きとともに舞い上がり、家族が寝静まった後や誰もいない留守中にゆっくりと床に舞い落ちるためです。朝起きてすぐや帰宅後すぐは空気中のホコリやチリが床に落ちている状態で、もっとも効率よく掃除できるタイミングというわけです。
窓は開けずに閉めたまま掃除機をかける
ホコリやチリを外に追い出すため、窓を開けて床の掃除をするのは実はNGです。外からの空気によってホコリやチリが舞い上がり、掃除機で吸い込める量が大幅に減ってしまいます。換気のために窓を開けるのは、掃除機をかけ終えてからにしましょう。
掃除機はゆっくりと力を入れすぎないようにかける
掃除機はノズルを持った手をゆっくりと動かすのがコツ。力を入れて早く動かし過ぎると、細かなゴミを取り損ねたり、床や壁を傷つけたりすることも。ノズルを持つ手はゆっくりと前後させるように意識しましょう。
絨毯やカーペットはとくに念入りに掃除機をかける
絨毯やカーペットは毛足の奥にホコリやチリが溜まりやすいため、とくに念入りに掃除機をかける必要があります。ポイントは毛並みに逆らうようにゆっくりと掃除機をかけること。こうすることで、奥に溜まったゴミをしっかり吸うことができます。
掃除機はかけ方の手順とやり方を見直して効率アップ
フローリングや畳の掃除は効率的な手順ややり方を踏まえることで、いつもより少ない手間で、きれいに仕上げることができます。忙しい平日はフロアワイパーを活用し、時間がとれる休日にしっかりと掃除機をかけるといった掃除スタイルでもいいでしょう。とはいえ、毎日忙しいけどできれば隅々までいつもきれいにしておきたい場合は、家事代行サービスを使うのもおすすめです。床は手間をかけずにサッと掃除機をかけて、ストレスなく気持ちよく過ごしたいですね。
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