掃除だけでなく、洗濯にも便利なクエン酸。環境負荷が低く、手に入れやすい点も魅力ですよね。でも「ちょっと面倒そう」「あんまり効果がなさそう」などと思っていませんか?クエン酸を洗濯に使うと、普通の洗剤では落ちにくいにおいを落としたり、市販の柔軟剤のように洗濯物をふんわりと仕上げたりすることができるんです。今回はクエン酸を使った洗濯方法を解説します。
【クエン酸の洗濯活用術1】汗やおねしょのにおいが落ちない洗濯物に
汗やおねしょのにおいは、普段の洗濯ではなかなか落ちません。それは、弱アルカリ性や中性の性質を持つ一般的な洗濯洗剤は、汗やおねしょなどのアルカリ性のにおいを中和して消すことが苦手だから。そこで、酸性の性質を持つクエン酸で洗濯すると、アルカリ性のにおい、すっきり落とすことができますよ。
クエン酸洗濯の方法
クエン酸を使った洗濯方法は簡単。いつもの洗濯洗剤をクエン酸に変えるだけです。水10Lに対し、クエン酸は約10gほど入れましょう。しばらくつけ置きしてから洗うとより効果的です。ポイントは「クエン酸のみで洗う」という点。洗濯洗剤も一緒に入れてしまうと、クエン酸と洗濯洗剤がお互いの効果を打ち消しあってしまいます。
【クエン酸の洗濯活用術2】柔軟剤の代わりに使う
クエン酸は、柔軟剤としても使えます。市販の柔軟剤は香りが苦手、肌が弱くて使えないなどお悩みの方におすすめです。クエン酸をそのまま投入してもよいのですが、グリセリンを入れると、さらにふんわり仕上げることができますよ。今回はアロマオイルもプラスした、優しい香りの手作り柔軟剤の作り方を紹介しましょう。
準備するもの
- クエン酸:大さじ2
- 植物性グリセリン:大さじ2
- 精製水:160ml
- お好みのアロマオイル:合計で15〜20滴ほど
アロマオイルはラベンダーやユーカリ、ティーツリーなどお好みでブレンドするのもおすすめです。
作り方
クエン酸とグリセリンをよく混ぜ、アロマオイルを垂らしてさらに混ぜます。オイルがしっかりと溶けたら、精製水を加えて出来上がり。
使い方
一回に使う量はだいたい30mlが目安。すすぎの際に入れましょう。洗剤投入口に入れておいてもOKです。手作りなので、2週間くらいで使い切るようにしましょう。また、香りは熱で飛びやすいので、乾いたあとも香りを楽しみたいなら部屋干しがおすすめです。
クエン酸を洗濯に使う際の注意点
クエン酸は酸性の性質を持っているため、塩素系漂白剤と混ざると、有害なガスを発生させてしまいます。クエン酸を使って洗濯する際に、一緒に塩素系漂白剤で漂白をしないように気をつけましょう。
クエン酸を使って洗濯上手になろう
クエン酸は掃除に洗濯に活躍する、頼れるアイテムです。口に入っても安全な天然成分なので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して使えますね。もちろん効果も抜群なので、ぜひ毎日の洗濯に取り入れてみましょう。
(監修:曽我 美穂)
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