家事代行スタッフのチェンジってあり?

家事代行サービスに依頼してみたのだけど、担当してくれたスタッフがどうしても思い通りに家事をこなしてくれない。そんなときに、家事代行スタッフをチェンジするのはありなのでしょうか?

結論から言うと、答えは「あり」です。チェンジの理由は人によって様々ですが、逆に不満や納得できない状態があるままサービスを続けていると、スタッフさんも「私、お客様に好かれてないな」→「緊張するなあ」→「物損しちゃった」→「もう行きたくないなあ」となり、どんどんと関係やサービスの質が悪化していきます。

せっかく選ばれてきたスタッフさんにも、空気は伝わるものです。お互いの気持ちは鏡ですから、スタッフをチェンジして相性の良い方を見つけるのがよいでしょう。

しかし、わずか数回の依頼でチェンジするというのはもったいないと思います。大事なのは、あくまでもサービス内容をしっかりコミュニケーションをとるということです。

お願いしたところができていれば他のところはそんなに気にはなりませんが、お願いしてあるところができていないとなると、大変です。他もできていないんじゃないかと、細かいチェックが始まってしまうのです。それを1つ、2つと見つけてしまうと、ストレスにつながります。

機転のきくスタッフさんであれば説明の際にイメージを聞きメモをとり、仕上がり確認の際に一緒にみていただき個々に確認を怠りませんが、全てのスタッフがそうとは限りません。お客様の家事のマニュアルはお客様の頭の中にありますので、我が家流をリクエストするのであれば、それをきちんと伝え、確認を必ずすることが大事です。初めは手間ですが、これをしておくだけでも家事代行サービスを使って良かったと感じることができるはずです。

また、わずかなことですが、スタッフもお客様から「ありがとう、次も宜しくお願いしますね」と言っていただけるだけで、お役にたてて良かった疲れも吹き飛び、次も喜んでいただけるサービスをしようとなるものです。

チェンジをしなくてすむためには?

初めて家事代行を依頼する際はトライアルすることをおススメします。会社によっては来たスタッフさんが担当ということもあり、相性が良ければほぼ契約に至りますが、最近は家事代行サービスのニーズが増えており、会社によっては担当が違うスタッフさんにならざるを得ない場合もあります。その場合でもよいスタッフに巡り合えるように、下記の点を意識しておきましょう。

  1. 依頼をする前に、どんなスタッフさんであれば大事な我が家を任せてよいのかを決めておく。
  2. 値段よりも相性を大事にする。安くても、高くても相性さえあえば、ご縁がつながります。
  3. 有名な会社かどうかよりも、丁寧な教育をしているか会社かどうかを見る。どんな教育を受けたかは、必ずサービスにあらわれます。
  4. 相性が合わなければやめる。意思の疎通ができないスタッフさんはクレームの元となります。
  5. なかなか希望するスタッフさんが来なければ、すぐに会社に相談する。我慢は禁物です。
  6. 最後の手段としては、覚悟を決めてスタッフさんの教育を自らやる。スタッフはやり方が分からないだけかもしれませんので、しっかりコミュニケーションをとってお願いしたいことを伝えましょう。

最後に、「このレベルだけど、仕方ないわね。」で大事な家を任せてはいませんか?あなたの分身になるスタッフさんが我が家にいるだけでだいぶ変わります。ぜひ妥協せずに、素敵なスタッフさんと巡り合ってくださいね。

良い出会いが、ありますように。

マダムアクツ

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阿久津 さとみ

マダムアクツメイドサービス代表。東京都生まれ。嫁入り修行として、室町時代から継承されている武家礼法を学び師範を取得。その後、家事代行会社のスタッフ輩出教官を経て、家事代行会社を設立。お家事(うちごと)を通してお掃除・お片づけについてセミナーを主催し「帰りたくなるお家」を提唱。