一日着ていた衣類には汗がたっぷり。暑い季節はもちろん、寒い冬も暖房や緊張、ストレスなどの影響で汗をかくため、年間を通して衣類は汗のダメージを受けています。染み込んだ汗をそのままにしておくと、シミや黄ばみ、においの原因になることも。せっかくのお気に入りの服も汗汚れでがっかり……なんてことになる前に、洗濯のコツを押さえてしっかり汗を落としましょう!ナチュラル洗剤のひとつ、酸素系漂白剤を使った方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
汗は衣類のシミや黄ばみ、しつこいにおいの原因に!
汗そのものは水溶性の汚れのため、すぐに洗濯すればほとんどが取り除けます。しかし、汗に含まれる皮脂などのタンパク質汚れは、放っておくと衣類の繊維と化学反応を起こして酸化してしまうので、シミや黄ばみの原因に。また、汗をかいたまま衣類を放っておくと、雑菌が繁殖し、しつこいにおいの原因になってしまいます。
染み込んだ汗を洗濯でしっかり落とすポイント
厄介な汗汚れを衣類に残さず、しっかり落とすためには、次のようなポイントに注意して毎日の洗濯をおこないましょう。
汗のついた衣類を放置しない
一日着用した衣類はできるだけすぐに洗濯しましょう。シミや黄ばみ、においは時間が経つほど落ちにくくなり、衣類の劣化を早めてしまいます。
洗濯には粉末洗剤を使う
使い勝手のよい液体洗剤が一般的になっていますが、洗浄力は粉末洗剤の方が上。粉末洗剤は弱アルカリ性の性質を持つため(液体洗剤は中性)、酸性の性質を持つ汗や皮脂汚れをしっかり中和して落とします。
洗濯機に衣類を詰め込みすぎない
洗濯する衣類の量は、だいたい洗濯槽の6割までが目安です。詰め込み洗いは衣類の汚れ落ちを阻害し、繊維に汗が残る原因になってしまいます。
酸素系漂白剤を活用する
汗が原因の汚れやにおいに効果的なのが酸素系漂白剤です。「過炭酸ナトリウム」からつくられる酸素系漂白剤はナチュラル洗剤の一種で、環境に負荷をかけにくいという特徴があります。しかしそのパワーは抜群! 毎日の洗濯はもちろん、衣類に染み付いてしまった汚れやにおいにも活躍します。
酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプの2種類あります。それぞれさまざまな使い方がありますが、液体タイプは普段の洗濯に、粉末タイプはつけおき洗いに使うのがおすすめです。それぞれの使い方をご紹介します。
【液体の酸素系漂白剤】普段の洗濯で
液体の酸素系漂白剤は花王の『ワイドハイター』や、ライオンの『ブライト』などが該当します。普段の洗濯に、液体の酸素系漂白剤を規定の量だけプラスするだけでOK。塩素系漂白剤のように強い作用で衣類を漂白してしまうこともないため、毎日のお洗濯で使えます。
【粉末の酸素系漂白剤】つけおき洗いで
頑固な汚れやにおいは、粉末の酸素系漂白剤を使い、つけおき洗いで落としましょう。ドラッグストアなどで『酸素系漂白剤』や『過炭酸ナトリウム』などの名前で販売されています。
使い方は簡単。洗面器などに40℃前後のお湯を張り、その中に規定量の酸素系漂白剤を入れておきます。汚れた衣類をその中に30分〜1時間ほどつけおきして、終わったら液ごと洗濯機に入れて洗濯するだけでOKです。
染み込んだ汗はそのままにせず、上手に洗濯して落とそう
衣類に染み込んだ汗はできるだけ早く落とし、シミや黄ばみ、においになるのを防ぎましょう。効率よく洗濯するコツを知っておけば、お気に入りの衣類も長持ちし、いつまでも気持ちよく着られます。酸素系漂白剤を使うと、環境への負担を減らせるだけではなく、気になる衣類の汗ダメージもすっきり落としてくれるのでおすすめです。
しかし家事の中でも意外と手間のかかる洗濯はつい面倒で、とりあえず洗濯機に入れてしまえばいいやと思っている方も多いのでは? そんなときは家事代行サービスを活用し、洗濯を依頼するのもひとつの手段です。すっきり汗を落とした清潔な衣類で、気持ちよく毎日過ごしたいですね。
【関連ページ】酸素系漂白剤を使った洗濯は液体と粉末をかしこく使い分けよう!上手な洗濯のしかたのコツ
みすみぞの いずみ
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