うっかりデニムを洗ったら白いシャツに色移りしてしまった、なんて経験ありませんか?お気に入りの服が台無しになってがっかり……でも、早めに対処すれば家庭で落とせる可能性があるんです。 今回は、洗濯での色移りを落とす方法や、色移りを防ぐ洗濯のコツについて解説します。
洗濯で色移りしてしまうのはなぜ?
色移りは染料が洗濯中に溶け出したり、濡れた状態のまま衣類同士が長く触れ合ったりしてしまうことが原因です。色の濃い衣類から薄い衣類へ色移りする他にも、同じ衣類の濃い色の部分が薄い色の部分に移ってしまうこともあります。
洗濯で色移りしてしまったときの対処法
衣類の色移りに気づいたら、まだ濡れているうちにできるだけ早く対処するのがベストです。間違っても乾燥機でまわしたり、アイロンをかけたりしてしまわないように!熱で色が定着してしまいます。また、水洗いできないウールやシルク、レーヨンなどはこの方法はNGなので注意してくださいね。では、色移りの落とし方について、手順を追ってみていきましょう。
1.洗面器や洗い桶にお湯をためる
40〜50℃ほどの熱いお湯を使うのがポイント。洗濯機を使う場合は、使う洗濯機がどのくらいの温度まで耐えられるか、事前に確認しておきましょう。
2.規定量の2〜3倍の洗剤を入れる
中性ではなく、洗浄力の強い弱アルカリ性の洗剤を使いましょう。液体洗剤やジェルボール、おしゃれ着洗いなどは中性洗剤なので、弱アルカリ性の粉末洗剤を選ぶようにしてくださいね。洗剤は規定量の2〜3倍をしっかりと溶かします。もし、濃いめに色移りしてしまい、洗剤だけでは不安があるなら、規定量の液体酸素系漂白剤も入れるとより効果的です。
3.衣類をつけこむ
色移りした衣類は洗濯機から出して濡れた状態のままでつけこみます。だいたい30分ほどが目安です。
4.色が落ちたことを確認したら、通常通り洗濯する
色移りが落ちたのが確認できたら、軽く水ですすぎましょう。その後、通常通り洗濯すればOKです。
洗濯での色移りを防ぐには?
上記のとおり、衣類の色移りを落とす方法は意外と難しくありません。しかし、できれば色移りしないようにさせたいものですよね。そこで、色移りを防ぐ方法を紹介します。
色が濃い衣類と薄い衣類は別々に洗う
洗濯の基本ですが、衣類の色が濃いものと薄いものは別々に洗いましょう。急ぐ場合には、洗濯ネットを活用するのもおすすめです。
洗濯が終わったらすぐに干す
濡れている状態で衣類同士が長い時間触れ合うと色移りしやすくなります。そのため、洗濯が終了したらできるだけすぐ干しましょう。
洗濯するときの水温に注意する
洗濯は水温が30〜40度で洗うと洗浄力がアップしますが、同時に色移りもしやすくなってしまいます。色が落ちそうな衣類を洗う際には、水で洗うか単独で洗うようにしましょう。
洗濯の色移りを上手に落として洗濯上手に
色移りしてしまった衣類でも、早く適切に対処すればきれいに落とせます。しかし、どうしても落ちない場合には、クリーニング店に相談することをおすすめします。せっかくのお気に入りの服は、大切に長く着たいですよね。色移りの落とし方を知っておき、洗濯上手になりましょう。
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みすみぞの いずみ
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