毎日使うトイレは、汚れが溜まってしまいがち。中でも便器は、黄ばみや黒ずみ汚れなど、とくに汚れやすい場所です。しかし、間違った掃除方法ではなかなかきれいにならないだけでなく、逆に便器を傷つけてしまう恐れも。今回は、蓄積してしまった便器の汚れを、効果的な洗剤を使い徹底してきれいにする方法について解説します。
汚れタイプ別、トイレの便器の徹底お掃除法
黄ばみや黒ずみも軽い汚れなら、普段使っているトイレ用洗剤で簡単に落とせます。しかし、ほっといてしまうと頑固な汚れになってしまい、いつもの洗剤ではなかなか落ちなくなってしまうことも。頑固な黄ばみや黒ずみには、汚れのタイプに応じた洗剤を使うことが大切です。
1.ふち裏の頑固な黄ばみには酸性洗剤
一見きれいに見えるトイレの便器も、ふち裏を見ると、尿飛びによる黄ばみが残っていることも少なくありません。黄ばみの固まった尿石汚れに活躍するのが、酸性のトイレ用洗剤です。ふち裏の黄ばみに塗布すると、尿石汚れが柔らかくなって落としやすくなります。それでも落ちない場合には、トイレットペーパーに染み込ませて汚れ部分を覆い、しばらく置いてからこすり落としましょう。
2.すぐに出てくる黒ずみには塩素系洗剤
ちょっとトイレ掃除をサボると、水面部分に輪っかのように出てきやすいのが黒ずみです。落ちにくくなった黒ずみには、塩素系洗剤が効果的。トイレ用でなくても、お風呂用のハイターでも大丈夫です。黒ずみをトイレットペーパーで覆い、その上から洗剤をかけたら5分ほど待ちます。その後、汚れが落ちていなければ軽くブラシでこすりましょう。注意したいのは、黄ばみに効果的な酸性洗剤と、塩素系洗剤を同時に使わないということ。有害ガスが発生して非常に危険なので、必ず別々に使うようにしましょう。
便器内の汚れは、見つけたらすぐ掃除しておこう
汚れは、気づいたときに掃除すると、手間も時間もかからずきれいにすることができます。普段から、トイレクリーナーなどでふち裏や気づいた汚れをサッと拭くことを習慣づけるとよいですね。また、男性はできるだけ座って用をたすことで、尿飛びを防ぎ、便器やトイレを汚れにくくなります。自分では手に負えない汚れなら、ハウスクリーニングも行っている家事代行サービスを利用するのもおすすめ。しつこい便器の汚れには、効果的な洗剤を使い、正しく掃除することが重要です。

みすみぞの いずみ

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