次世代ロボット掃除機は何がすごい?上手に使いこなして掃除をラクにするコツ

ルーロ

毎日の家事をグンとラクにしてくれる便利家電の代表格、ロボット掃除機。不在時でもスイッチひとつでゴミやホコリを取ってくれる優れものです。しかし「掃除機の方が確実にゴミを取れそう」「使いこなせなさそう」と思っている人も多いのではないでしょうか。そこで、パナソニック株式会社で2月12日に行われた次世代ロボット掃除機「ルーロ」のプレス向けセミナーを取材し、最新機能について詳しく聞いてきました。

ロボット掃除機の普及率は意外と低い

忙しい子育て世帯や共働き夫婦によって、毎日の家事負担軽減や時短は大きなキーワード。ロボット掃除機はそんな時間がない人にとって強い味方ではありますが、意外にも普及率は2018年に行われた調査では約8パーセントにとどまっています。ゴミの取り残しへの不安や掃除前のものの片付けなど、使いこなす自信がない人も少なくないようです。

掃除前の片付けが不要!? 最新ロボット掃除機「ルーロ」

そこで、今回、新たに発売される次世代ロボット掃除機「ルーロ」は、このようにロボット掃除機を含めた掃除全般への不安要素を研究して開発されました。その特徴をみていきます。

空間を360°すばやく認識

1秒間に10回の高速回転をする高精度なレーザーセンサー「レーザーSLAM」を搭載した「ルーロ」。これにより、その部屋の間取りや床にあるもの、動くものを素早く認識します。その上で、部屋の状況に応じてエリアを分割。「ルーロ」自体が掃除プランを考え、丁寧で効率のよい掃除をこなしてくれます。

掃除前の片付けが不要!

通常の掃除機がけでもロボット掃除機を使うときも、事前に床の上のものを片付けるのは負担になりがちです。しかし「ルーロ」はレーザー、超音波、赤外線と3種類の障害物検知センサーを搭載しており、これによって床にあるものや家具などをしっかり検知するため、ぶつかることがありません。ロボット掃除機が動きやすいように丁寧に片付けをしなくても、キワまで掃除してくれます。

2.5cm以下のラグマットや段差ならラクラク乗り上げてくれる

部屋と部屋の間にある段差やラグマット、カーペットなど、小さな段差があると乗り上げられずに避けてしまうロボット掃除機は少なくありません。しかし、「ルーロ」は業界初のアクティブリフト機能を搭載。高さを見極め、8mm~2.5cmの段差なら軽々乗り越え、2.5cm以上の段差は回避する仕組みになっています。

ペットのように後をついてきてくれる

さらに、人間のあとについてくる「otomo(おとも)」機能も注目したい機能の一つです。本体上部にある円盤に3回タップをした後にゆっくり歩いていくと、まるでペットのように後をついてきてくれます。掃除したい場所で静止すれば、後はその場を離れても「ルーロ」がその周囲を集中して掃除してくれます。その後、掃除が終了すると自分で充電台に戻っていってくれます。

“ずぼら掃除”のスペシャリスト・藤原千秋さんおすすめの方法

家の床には当たり前のように、ものが置かれているのではないでしょうか。そんな片付いていない状態でも、掃除機がけはしたくなるものです。しかし、小さな子どもがいる家庭ではそのような床掃除のときに気をつけておくべきポイントがあります。

今回のセミナーでは、「ルーロ」の機能紹介のほか、”ずぼら掃除“で知られる家事ライター・アドバイザー&コラムニストの藤原千秋さんが、小さな子どもがいる家庭でもロボット掃除機を上手に使いこなすコツについて紹介しました。

”ずぼら掃除“で知られる家事ライター・アドバイザー&コラムニストの藤原千秋さん

藤原千秋さん

子どもやネコの目線で危ない箇所を確認

まず、子どもの誤飲や転倒の原因になるものなどは、掃除前にしっかりと避けておく必要があります。そのため、掃除前など定期的に自分が子どもやネコになった気持ちで目線を下げて家を見てみることがおすすめです。また床にホコリやゴミがあると、その床に置いたものも汚くなります。子どものおもちゃや床置きのインテリアなどは大人の目線では気付きにくいので、掃除前に目線を下げて床を見渡す習慣をつけましょう。

大きなバケツやカゴを用意する

細々とした子どものおもちゃや絵本などは、出し入れも頻繁なので掃除のたびにもともとあった場所に収納するのは大変です。そんなときは、緊急避難場所としてインテリアに合う大きなカゴやバケツなどを用意しましょう。掃除前にそこにポンポン入れていき、掃除が終わったらそこから取り出せばOKです。

歯磨きをするように定期的にスイッチを入れる

便利家電は値段が決して安くないので、購入を躊躇してしまいがちですが、思い切って購入したあとはロボット掃除機のコストパフォーマンスの良さを実感するためにも、歯磨きのように毎日動かすことを習慣化しましょう。たまにしか使わなければ高い買い物と感じるかもしれませんが、毎日使えばそのメリットを最大限実感できるはずです。

ロボット掃除機はずぼら掃除の強い味方に!

「掃除をラクにするためにロボット掃除機を使おうと思ったのに、床のものの片付けが大変で全然ラクにならない」となってしまっては本末転倒です。しかし、ロボット掃除機を使いこなせば、掃除の負担をかなり減らすことができます。藤原さんのアドバイスも参考に、ロボット掃除機を使い、安全でストレスのない掃除ライフを送ってみてはいかがでしょうか。

【参照ページ】ロボット掃除機のアンケート調査(3)|ネットリサーチのマイボイスコム

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Life Hugger 編集部

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