皮脂汚れや食べこぼしのシミには粉末洗剤が効果的!溶け残りを防ぐ上手な洗濯のコツ

洗濯機

洗濯洗剤といえば、今や液体タイプが主流。ドラッグストアには液体洗剤がずらりと並び、昔ながらの粉末洗剤はすっかり主役の場所を追われてしまいました。とはいえ、粉末洗剤の出る幕がないというわけではありません。むしろ頑固な皮脂汚れや食べこぼしのシミなどには、粉末洗剤の方が効果的に汚れを落とせるため、まだまだ洗濯の主役を張れる存在です。今回は粉末洗剤を使った上手な洗濯のコツや、注意点などについて詳しく解説しましょう。

頑固な汚れの洗濯に粉末洗剤がおすすめする理由

洗濯洗剤は、「おしゃれ着洗い」「液体洗剤(ジェルボール洗剤含む)」「粉末洗剤」の3つに大きく分類できます。おしゃれ着洗いや液体洗剤は中性ですが、粉末洗剤は弱アルカリ性の性質。そのため、皮脂汚れや食べこぼしといった酸性の汚れを中和して落とす強い洗浄力を持ちます。汗っかきな子どもや、一日中外で仕事をしている方がいる家庭にはとくに粉末洗剤がおすすめ。また、他の洗剤に比べてコスパがよい点も洗濯回数が多い家庭にとってうれしいポイントです。

粉末洗剤を使って上手に洗濯するコツ

粉末洗剤を使うと溶け残ってしまうのではないか、衣類に洗剤の成分が残りそうなどの不安があるのではないでしょうか? そこで、粉末洗剤初心者でも上手に洗濯するコツをご紹介しましょう。

1.規定量より入れすぎない

溶け残りを引き起こす原因は、洗剤の規定量を守らない点にあります。水の量に対する適切な洗剤の量を付属スプーンを使って正しく測って洗濯機に入れましょう。

2.すすぎは2回

液体洗剤のセールスポイントでもある「すすぎ1回」ですが、粉末タイプの場合、1回ではきちんとすすぎきれないことも。そのため、粉末洗剤で洗濯する場合、すすぎは2回おこないましょう。

3.専用の投入口に入れる

洗濯機に入れた衣類の上に直接洗剤を振りかけてしまうと全体に行き渡りにくく、溶け残りや洗浄力が落ちる原因になる場合もあります。きちんと専用の投入口に入れることも大切です。

4.お風呂の残り湯を活用する

お風呂の残り湯を使って洗濯すれば洗剤の溶け残りを防げるだけでなく、温かいお湯で皮脂汚れや食べこぼし汚れを浮かし、落としやすくなります。もちろん節水にもなるため、夜に洗濯派の方には残り湯の活用がおすすめです。

粉末洗剤を使った洗濯の注意点

粉末洗剤は洗浄力が強いため、デリケートな衣類の洗濯には向かないので要注意。また、あまり汚れがひどくない洗濯物であれば、液体洗剤でも十分にきれいになります。汚れの状態や衣類のタイプなどに応じて、洗剤を上手に使い分けるとよいでしょう。

粉末洗剤を活用して洗濯上手になろう

なかなか落ちない衣類の汚れは、洗剤を変えてみるとよいかもしれません。粉末洗剤液体タイプに比べて高い洗浄力を持つため、皮脂や食べこぼしなどの頑固な汚れもすっきり落とします。しかし日々忙しく、頑固な汚れ落としまで手が回らないと感じているなら、家事代行サービスの活用がおすすめ。何かと手間のかかる洗濯を一手に引き受けてもらえるので、暮らしにゆとりが生まれます。しつこい衣類の汚れをすっきり落として、毎日を気持ちよく過ごしたいですね。

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みすみぞの いずみ

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代半ば。