近年、以前に比べて夫の家事参加が増えていると言われています。しかし、夫は参加しているつもりでも、妻はそう感じていないことも多いようです。大きな家事負担を背負う妻は、家事をやっているつもりの夫に対して不満を感じてしまうことも。夫婦間で、家事参加に関するこのような認識のズレが生じてしまう理由はなぜなのでしょうか?
この作業は家事?
夫が家事と聞いてイメージするのは、「料理」や「洗濯」など、名前のある分かりやすい作業が多いようです。しかし、実際の家事は、「汚れたタオルを取り替える」「ゴミを分類する」など小さな作業が積み上がって構成されています。それらの小さな作業は名前がなく、夫は家事として認識していない場合が多いもの。そのために、夫が自分からそれらの「名もなき家事」を自ら進んですることは少ないようです。認識していない作業を、自らすることは難しいですよね。一方、妻はそれらも家事として認識しているため、夫の家事参加を積極的とは感じられません。つまり、夫婦間で家事の認識ギャップが生じてしまっているのです。
「名もなき家事」は気付いた方がやればいい?
「名もなき家事」の多くは、小さな作業です。そのため、気付いた方がやればいいのでは? と思う方も多いでしょう。比較的、家事参加に積極的な夫であれば、気付いて自分からやってくれるかもしれません。しかし、妻の方が家にいる時間が長い、もともと妻がメインで家事をしているなどの場合には、夫に「名もなき家事」に気付いてほしいと思っても難しいもの。そのため、気付いた方がやればいいというルールでは、結局、妻ばかりが気付いてしまい、家事ストレスを軽減することが難しいのです。
「名もなき家事」の認識で、妻の家事ストレスは減る!
「名もなき家事」による家事ストレスを減らすためには、その存在を夫に知ってもらい、認識のズレを埋めることから始めましょう。「名もなき家事」をリストアップし、夫に参加してほしい作業の情報について、まずは知ってもらいます。リストを元に、夫婦で家事について話し合い、お互い納得する家事シェアの方法を探っていけば、妻の家事ストレスも減っていきます。
まとめ
家事に参加していると感じている夫と、夫の家事参加が足りないことで家事ストレスを感じている妻。その原因は「名もなき家事」かもしれません。お互いの家事の認識について知ることが、家事ストレス解消への第一歩です。夫婦ともに忙しく余裕がない場合には、家事代行サービスやファミサポなどを上手に利用するなど、外部に協力を求める方法もあります。お互いにやった家事を認め合い、感謝し合うことで、「名もなき家事」も含めた家事を夫婦で協力して行えるチームワークが生まれるでしょう。


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