洗濯石けんは面倒じゃない?メリットやデメリット、上手に洗濯するコツとは

肌にも環境にも優しい石けんを使った洗濯。チャレンジしてみたいけれど、手間がかかりそう、とためらっていませんか?じつは、石けんを使った洗濯はコツさえ掴んでしまえばそんなに難しくありません。上手に洗えば、柔軟剤もいらないくらいふんわり仕上がります。今回は、石けんを使った洗濯のメリットやデメリット、上手に洗濯するコツを紹介しましょう。

洗濯石けんを使うメリットとデメリット

洗濯石けんは天然由来の界面活性剤が主成分で、天然油脂や脂肪酸を原料として作られます。何となく合成洗剤よりも肌や環境にはよさそうですが、他にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

メリット

洗濯石けんはアルカリ性の液性を持ち、汚れ落ちに優れています。何となく、石けんでの洗濯はあまり汚れが落ちないのではと思っていた方も多いのではないでしょうか?また、肌へのダメージも少ないため、デリケートな赤ちゃんの衣類にも安心して使えます。天然由来の成分なので、環境への負荷も少ない点も安心して使える理由のひとつですね。

デメリット

洗濯石けんでの洗濯は、石けんを上手に使えないと、洗濯槽に石けんカスが残りやすく、雑菌やカビの原因となってしまうこともあります。もし石けんカスが気になる場合には、専用のクリーナーを使って洗濯槽の掃除をしましょう。また、使い方に慣れるまでは少し手間がかかることや、合成洗剤に比べてコストパフォーマンスが低いことなどが挙げられます。一部のドラム式洗濯機などは、洗濯石けんの使用がNGの場合もあるので注意が必要です。

洗濯石けんを上手に使うコツ

それでは、洗濯石けんを上手に使うためのコツを解説しましょう。

しっかり泡立てる

洗濯石けんは泡が立っていないと洗浄力は発揮できません。まずは洗濯機の中に最低水位で水を溜めて、規定量の石けんを入れましょう。しっかり溶けるように、水温は30℃以上がおすすめ。お風呂の残り湯でもOKです。このとき、洗濯機の洗剤ケースではなく直接洗濯槽へ入れるのがコツです。2〜3分ほど回して石けんを溶かし、もこもこと泡が立ったら洗濯物を入れ、いつも通り洗濯開始です。途中何度か覗いてみて、泡立ちがなくなっているようなら石けんを追加し(液体タイプがおすすめ)、泡がなくならないよう気をつけましょう。

ひどい汚れは予洗いを

エリやソデ、靴下などのひどい汚れは、事前に固形石けんを塗り込み、もみ洗いしてからそのまま洗濯機に投入しましょう。汗でびっしょりになった子どもの衣類などは、軽く水ですすいでから洗濯すると、すっきり洗えます。

ゴワつきが気になれば、クエン酸で仕上げすすぎ

コツを押さえて上手に洗えば、柔軟剤がいらないくらいふんわり仕上がる洗濯石けん。でも、洗い上がりが気になるなら、すすぎの際にクエン酸を入れると柔らかく仕上がります。また、パンパンとしっかり振ってから干すとゴワつきが少なくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

洗濯石けんで肌にも環境にも優しい暮らしを

肌や環境にも負担が少ない洗濯石けん。ちょっと面倒と思われがちですが、お湯を使ってしっかり溶かし、たっぷり泡立てることに気をつければ、意外と難しくありません。とはいえ、いきなりすべての衣類を洗濯石けんで洗うのは大変ですよね。まずは肌に直接触れる肌着やTシャツ、タオルなどからチャレンジしてみませんか?きっと洗濯石けんの魅力に気づけるはずですよ。

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みすみぞの いずみ

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代半ば。