今年の冬は電気もガス代の高騰が続き、寒さ対策にもさまざまな工夫が求められそうです。そうしたなか、昔からあったにもかかわらず、今「サステナブル」だと見直されているのが湯たんぽ。お湯を入れ替えて繰り返し使える湯たんぽは、持ち運び可能で手軽な暖房器具とも言えますね。
素材やサイズなど、さまざまな種類が販売されていますので、今年の冬はお気に入りをひとつ、家に迎えてみてはいかがでしょうか。おすすめ商品を6つ紹介します。
1.FD STYLE(エフディスタイル) 湯たんぽ|ステンレス
新潟生まれのプロダクトデザイン事務所・FD STYLE。地元のメーカーの強みを生かし、さまざまな生産者が協同で細部にまでこだわり抜いた商品を生み出しています。FDSTYLEの湯たんぽは、デザイン会社が手がけているのも納得の洗練されたデザイン。直径16.5cmと小ぶりなサイズで、専用カバーが付いています。
本体を手がけるのは株式会社ツバメテック。独自の凹凸形状が特徴で、温度変化による変形を抑えていること。さらにステンレス製の取っ手を付けたことで、お湯を入れた状態でもキャップを閉めやすくなっていることなど、見た目だけではなく機能性までしっかりと考えられているのが強みです。
カバーは栃尾に製造工場を持つ有限会社白倉ニットが製作。ホールガーメントによって表地と裏地を編み分け、一体に編み上げるには技術を要するとのことですが、プロの技術によって実現しました。
雪国で作られた湯たんぽ。見た目のコロンとした愛らしさはもちろん、優れた保温性に期待が高まります!
【公式サイト】FDSTYLE
2. Ceramic Japan(セラミック・ジャパン) yutanpÖ(ユタンポ)|磁器
1973年に設立した瀬戸物の産地である瀬戸発のブランド、セラミック・ジャパン。シンプルで存在感のあるデザインを高い技術力でカタチにし、多くの人に届けることを目指した物づくりをしています。yutanpÖ(ユタンポ)はプロダクト、空間、グラフィックデザインなど、国内外で多数の賞を受賞をしている南政宏氏によるデザイン。ツルンとした円盤はスタイリッシュで、湯たんぽらしからぬデザインに心掴まれます。
yutanpÖ(ユタンポ)は磁器製。本体はアルミ製のキャップを外せば電子レンジでの再加熱も可能という、従来の湯たんぽにはない機能を備えています。また、使用時のことまで緻密に計算されており、持った際に親指が引っかかりやすいようにと、裏面には溝がデザインされています。カバーには静電気を起こしにくい素材を使用しており、生地の肌触りもなめらかになっています。
【公式サイト】Ceramic Japan
3.ヘルメット潜水株式会社 CLO’Z(クロッツ)|ウェットスーツ
ヘルメット潜水株式会社は創業30年以上の、大分県国東市にあるウェットスーツ・ドライスーツを専門とする製造・販売メーカー。その技術や商品開発力には定評があります。断熱性に優れたウェットスーツ生地を使うことで、世界初のカバーなしで使えて低温やけどしにくい「やわらか湯たんぽ」を実現!機能性だけではなく、肌に触れる部分の心地よさや使用感に、一度使うとハマる人が続出しているのだとか。また軽さも魅力のひとつ。携帯用の選択肢に入れたくなりますね。
さらに本来の役割の湯たんぽ以外にも、肩や足、顔など、体の部位別に専用湯たんぽを展開しているのも同メーカーならでは。健康・美容アイテムとして重宝しそうです。
【公式サイト】ヘルメット潜水株式会社
4.マルカ株式会社 ミニゆたA600ml|金属
兵庫県尼崎市に製造拠点を置き、湯たんぽ・レジャー用品・清掃用品などの企画製造販売を行うマルカ株式会社。なかでも湯たんぽにおいては、大正12年の創業以来、約100年に渡って作り続けてきた自慢の一品です。さまざまな素材の湯たんぽを展開していますが、おすすめは金属製のコンパクトな湯たんぽ「ミニゆたA600ml」。
強みのひとつは、寝る前に温めると翌朝まで熱が長持ちする点。そして何より直加熱できることがこの湯たんぽの特徴であり、メリットです。やかんで温めたお湯を注ぐ手間が省けるのがうれしいですね。素朴な優しさの残るレトロな風合いは残しつつ、より便利かつ安全に使えるようにと、常に開発・進化し続けているマルカの湯たんぽ。最初に手に入れたい、基本のアイテムです。
【公式】マルカ株式会社
5. LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ) LAMMAS(ランマス) 湯たんぽ|ゴム×ウール
「ラプアの織り手たち」を意味するラプアンカンクリは、フィンランドの小さな町・ラプアで代々100年続く、フィンランドを代表するテキスタイルメーカーです。「天然素材にこだわり、暮らしに寄り添うものづくりを行う」という共通のビジョンに基づき、創業以来さまざまなテキスタイルを世に生み出してきました。天然素材のみを扱う理由が「作るひとも、使うひとも、そして地球にとっても、きもちがいいから」というのも好感が持てますね。
100%ウールカバーのランマス湯たんぽは、くるくるとした羊毛が愛らしいデザインが目を引きます。また、内部のボトルにはヨーロッパの安全基準をクリアしているドイツのFashy(ファシー)社のものを使用しており、安心感があります。北欧生まれのデザインと機能性で、丁寧な暮らしを営む人のあいだでファンが多いのも納得です。
- 商品の詳細を見る:楽天
金額:6,600円(税込)
6.Yamisan 湯たんぽ|ゴム(充電式)
充電式で蓄熱可能な、繰り返し使える湯たんぽ。電気代は1回約1.5円と、省エネで経済的である点が大きなメリットです。一回につきわずか10分の充電で、最大約8時間温度が持続。寝る前に足元に忍ばせておくと、朝まで温かさをキープしてくれる優れものです。また、水を入れる必要すらないため、湯たんぽを使う際にネックとなる、お湯を沸かして入れ替えるなどの手間が一切不要。付属のカバーも、もふっとした可愛い肌触りに加えて軽量設計なので快適に使えます。
- 商品の詳細を見る:Yahoo
金額:4,192 円
自然になるべく負荷をかけずに冬を乗り切るアイテムのひとつ、湯たんぽを紹介しました。改めて調べてみると、かつての湯たんぽのイメージが一新されますよね!かなりの進化を遂げており、洗練された丁寧な暮らしにしっくりくる、見た目と機能性を備えたものが多く見つかりました。
ぜひ今年の冬にはあったかい相棒を迎えてみてはいかがでしょうか。
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mia
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