節約しているはずなのにお金が貯まらず、なぜか不要な物ばかりが溜まっていく。衝動買いもほとんどしないし、できるだけ安い物を選んでいるはずなのに、いったいなぜでしょうか?それは買い物の基準が間違っているからかもしれません。今回は、自分にとって本当に価値ある物を購入するために、知っておくべき「買い物の基準」について解説しましょう。
買い物の基準を「お得かどうか」にしていませんか?
私たちは買い物する際、安いから買う、高いから買わないと、つい「金額」を基準にしてしまうことが少なくありません。確かに買い物の金額を安くすませられると、その瞬間には「お得」を得られます。しかし、長期的な視点ではどうでしょうか?安さに飛びついて買ったものの、実はそんなに必要のない物だったという経験も多くの方にあるでしょう。また、安かろう悪かろうというパターンも。「金額」だけを基準にして買い物してしまうと、本当に欲しいかどうか、必要かどうかという自分の気持ちが見えなくなってしまうので、注意が必要なのです。
買い物は「今」と「自分」を基準にしよう
買い物の際には「金額」という先入観を外し、「今の自分」が欲しいか、必要かどうかを元に判断することが大切です。何かを購入するときには、次の3つのポイントを自分自身に尋ねてみましょう。
「今のあなた」に本当に必要?
買い物の際に、「いつか◯◯したときに使う」などはNG。「いつか」ではなく「今」の「あなた」に必要かどうかを考えるのが大切。今のあなたに本当に必要であれば、値段はあまり関係ありませんよね。また、必要ではないけれど欲しい物の場合には、それを手に入れることで、暮らしの質が上がるのか、毎日を頑張れるのかなど、自分にとって本当に価値ある物なのかどうかを考えることが大切です。
購入後の使い道がイメージできる?
たとえば洋服なら、買った後のコーディネートが何タイプか思いつきますか?似たようなアイテムがクローゼットにしまってあって、タンスの肥やしになる可能性はありませんか? その場の「安い!」だけで飛びついて買うと、自分の趣味とは異なることも多くあります。購入する前に、いつ、どこで、どんなふうに使うのかを具体的にイメージしましょう。
「みんなが持っているから買う」はNG!
最近ではSNSの普及にともない、おすすめの物やアイテムをシェアするなど「みんなが持っている物」に触れる機会が多くなりました。とくに安いアイテムは「コスパがよい」という風潮から、つい購入してしまうこともありますよね。「みんなが欲しいもの」=「自分も欲しいもの」でなないと認識しておくことが大切です。
買い物の基準は「今の自分自身」
安さを基準に買い物をすると、買うことで満足してしまい、不要な物として家に溜まってしまうケースが多くみられます。値段というフィルターを外して、本当に必要なのか、欲しいものなのか、選べる力を身につけることが重要ですが、意外と難しいことも。そんなときは、今回ご紹介した自分への問いを思い出してみてください。きっと金額に左右されずによい買い物ができるでしょう。
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みすみぞの いずみ
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