夜の洗濯物、外干しと室内干し、どっちが正解?

洗濯

朝の家事を時短するため、また、お風呂の残り湯の有効活用法として、夜に洗濯するという家庭も少なくありません。夜の洗濯で問題になるのが「どこに干すのか」ではないでしょうか。夜に洗濯物を干している家を見かけるけれど、抵抗を感じるという人もいるのでは。夜の洗濯物を干す場所や、干すときの注意についてお伝えします。

夜の外干しは避けた方が良い

洗濯物は室内に干すより外に干したほうが早く乾きそうですが、夜間の外干しはメリットよりデメリットのほうが多く、おすすめできません。

1.雨が降っても気づきにくく、取り込めない

夜の外干しは、風に当てられるという点では、室内干しよりも乾きやすいです。しかし、にわか雨が降っても気づきにくいため、せっかく洗った洗濯物が雨で濡れてしまったり、乾いたのに夜露でまた濡れてしまったりする心配があります。

2.夜間不在の家だというアピールになり、防犯上良くない

夜間に洗濯物が干してあるということは、昼間は不在の家だということを家族以外に知られてしまいます。夜間に洗濯物を干している家がたくさんあるエリアなら目立ちませんが、1軒だけ夜間も洗濯物が干してあると悪目立ちし、空き巣に目を付けられる可能性も。

3.虫が洗濯物に卵を産み付ける可能性がある

虫がやってきて洗濯物に卵を産み付けられることもあります。夜、洗濯物に付きやすいのは蛾。気付かずに取り込んで、タンスの中で孵化したらと考えると、背筋が寒くなりますね。

夜の洗濯物を室内で干すなら、こんな工夫を

防犯や、間違いなく洗濯物を乾かすという点から考えれば、夜の洗濯物でも室内干しが安心です。ところが室内干しだと「なかなか乾かない」「生乾きの臭いが嫌」という人もいるのでは。こんな工夫をすると、室内干しでもにおいが気にならず、早く乾きます。

洗濯物はすぐに干せば、臭いがしない

洗濯物が匂うのは、雑菌が繁殖してしまうせい。雑菌は湿度とある程度の温度がある場所で増えるため、洗濯が終わった後も洗濯機の中に放置してしまうと、雑菌が繁殖して臭くなります。洗濯が終わったらすぐに干しましょう。また、お風呂の残り湯を洗濯に使う場合、洗いのときだけ使用し、すすぎは水道水を使います。これは、お風呂のお湯には私達の肌から出たたんぱく質が含まれていて、これがにおいの原因になるため。最後に水道水ですすげば、たんぱく質が洗濯物に残るリスクが低くなります。

空間を作りながら干し、扇風機の風を当てて早く乾かす

洗濯物は風に当てると早く乾きます。扇風機の風を当てと、風が無い状態と比較して1/3の時間で洗濯物が乾いたという実験結果もあり、扇風機の風が当たるように干せば「朝になっても乾いていない」という状態を回避できます。このとき注意したいのは、洗濯物同士の間に適度な空間を作りながら干すこと。洗濯物と洗濯物のあいだを風が通りやすいようにしておくと、早く、しっかり乾かすことができます。

乾燥機より扇風機がおすすめ

早く乾かすために乾燥機を使うこともできますが、乾燥機の熱風で衣類の繊維を傷めてしまいます。しかし扇風機の風なら繊維が傷むこともありません。また、夜に部屋干しをすることで紫外線にも当たらないため、洗濯による衣類のダメージを軽減することができます。

夜間の洗濯は室内干しで乾かそう

夜の洗濯物は室内干しがおすすめ。洗い方、干し方のちょっとした工夫で、乾き時間を短縮でき、においも防げます。「忙しすぎてゆっくり洗濯している余裕もない!」という場合は、家事代行サービスを頼むのも一つの方法です。洗濯にかかる時間と手間をプロにゆだね、自分のリラックスタイムを確保してはいかがでしょうか。

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noire

ミニマリストのフリーライター。掃除や洗濯では、ナチュラルな洗剤の使用を心がけています。