色柄物の衣類についた食べこぼしなどのシミには酸素系漂白剤が活躍します。衣類の黄ばみや黒ずみ、においを落とす力も強く、いつもの洗濯の味方につけたいアイテムです。
酸素系漂白剤には「液体」と「粉末」の2タイプあり、かしこく使い分けるのがポイント。そこで今回は酸素系漂白剤を使った上手な洗濯のしかたについて詳しく解説! また、あわせて酸素系漂白剤を使って洗濯槽のお手入れをする方法についてもご紹介します。
酸素系漂白剤のおすすめは液体?粉末?
液体と粉末の2種類ある酸素系漂白剤。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
扱いやすい【液体タイプ】
液体の酸素系漂白剤は基本的に水洗いできる衣類であれば使うことができ、水にも溶けやすいため毎日の洗濯シーンで活躍します。花王の『ワイドハイター』やライオンの『ブライト』なども液体の酸素系漂白剤です。
漂白力の高い【粉末タイプ】
粉末の酸素系漂白剤は液体タイプに比べて漂白力・洗浄力が強いのが特徴。いつもの洗濯では落とし切れない汚れもしっかり対応できます。ただし、シルクやウールなどの衣類には使えないので注意しましょう。
『オキシ漬け』で有名な『オキシクリーン』も酸素系漂白剤の一種。また、酸素系漂白剤の主成分は「過炭酸ナトリウム」。そのため「過炭酸ナトリウム」と書かれている洗剤も同じ酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤を使った効果的な洗濯の仕方
つづいて酸素系漂白剤を使った洗濯の仕方について、液体・粉末のそれぞれみていきましょう。
液体タイプはいつもの洗濯にプラスして
液体タイプの酸素系漂白剤は、いつもの洗濯に規定量プラスするだけでOK。衣類全体のにおいや黄ばみなどが気になるときに使うと効果的です。作用が穏やかで、毎日使っても生地へのダメージが気になりません。
粉末タイプはつけおきで
粉末タイプの酸素系漂白剤は、食べこぼしなどピンポイントの汚れのつけおき洗いに効果を発揮します。食べこぼしのほかにも、皮脂などの油汚れに有効です。
- 洗面器などに40〜50℃ほどのお湯を用意し、規定量の酸素系漂白剤を溶かす
- 汚れた衣類を5分〜2時間ほどつけおく
- しっかりすすぎ(洗濯機で洗い直してもOK)干す
40〜50℃のお湯を用意するのがポイント。粉末の酸素系漂白剤は水では効果を発揮できず、熱湯では反応が進みすぎてしまうため、お湯の温度に注意してくださいね。また、手荒れの原因になる場合もあるため、肌の弱い方は手袋を着用することをおすすめします。
粉末の酸素系漂白剤は洗濯槽のお手入れにも活躍!
洗濯槽の裏にこびりついたカビや石鹸カスなどの汚れは放っておくと不衛生なだけでなく、衣類に付着したりにおいの原因となったりします。粉末の酸素系漂白剤は、これらの汚れを落とすのにも効果的。
洗濯機に40℃以上のお湯をため、10Lあたり100gの酸素系漂白剤を溶かして数時間〜一晩そのままにしておくと汚れが剥がれて浮いてきます。汚れを網ですくい、いつも通り洗濯機をまわせばOKです。
酸素系漂白剤を使って色柄物もすっきり!
酸素系漂白剤は色柄物にも安心して使える漂白剤です。液体と粉末、それぞれの特徴を知り、使い分けるのが上手な洗濯のポイント。また、粉末タイプは洗濯槽の汚れを落とすのにも役立ちます。どちらのタイプも常備しておき、毎日の洗濯にフル活用したいですね。
日々忙しく、なかなか洗濯にかける時間がないという方は家事代行サービスを利用するのもおすすめ。肌に触れる衣類はすっきり清潔に洗い上げ、毎日気持ちよく過ごしたいですね。
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