洗濯は水よりお湯が効果あり!上手な洗濯方法と洗浄力をアップさせるコツ

きちんと洗濯したはずなのに汚れ落ちが悪い、生乾きのいやなニオイが残るなどにお悩みなら、お湯を使って洗濯してみましょう。とくに部屋干し派の方にはお湯での洗濯がおすすめ! 今回はお湯での洗濯をテーマに、上手な洗濯方法やさらに洗浄力をアップさせるコツまで解説します。

お湯で洗濯すると「洗浄力アップ」の効果あり!

洗濯に関する悩みのほとんどが解決してしまうほど、お湯を使った洗濯は効果的。水ではなく、お湯を使うだけで次のような効果が得られます。

1.皮脂汚れを浮かせて落とす

皮脂汚れは油汚れ。そのため、水よりもお湯の方が汚れになじみやすく、汚れを浮かせて落とせます。

2.いやなニオイの発生を抑える

お湯で洗濯することで、いやなニオイの原因となる菌の繁殖を抑えられます。またそれらの雑菌は皮脂汚れなどをエサとして活動するため、しっかり汚れを落とせるお湯での洗濯は、いやなニオイの発生を抑えるベストな方法といえるでしょう。

3.洗剤の効果をアップさせる

粉洗剤の場合、お湯を使うとしっかり溶けるため、洗剤の効果がきちんと衣類に行き渡ります。せっかく入れた洗剤も、溶け切れていないと効果も半減してしまうことに。とくに冬場には、水での洗濯では溶け残りがあることも少なくありません。洗剤の持つ力を十分発揮させるためにもお湯での洗濯がおすすめです。

お湯を使った上手な洗濯方法と適切な温度は?

お湯で洗濯するときのコツは、40℃前後のお湯を使うこと。50℃を超える熱いお湯は洗濯機の故障にもつながるためおすすめできません。バケツを使ったり、浴室や洗面台の蛇口にホースを取り付けたりしてお湯を溜める方法もありますが、手軽なのはお風呂の残り湯を使う方法です。付属のホースがなければ市販されているものを使うとよいですね。

お風呂の残り湯を使う際の注意点

お風呂のお湯を洗濯に使う場合には、次のような点に注意しましょう。

すすぎはきれいな水で

お風呂の残り湯には雑菌が含まれていますが、洗剤で洗い流されるため、洗いの際に使うのには問題ありません。しかしすすぎの際に残り湯を使ってしまうと、せっかくきれいになった衣類に雑菌が付着してしまいます。すすぎには残り湯を使わないようにしましょう。

洗剤は少し多めに入れる

残り湯の雑菌をしっかり洗い流すために、洗剤は少し多めに入れましょう。規定の量の1.3~1.5倍くらいが目安です。

衣類が縮む?色落ちする?お湯で洗濯するデメリットは?

お湯での洗濯は衣類が縮むのではと心配もあるかもしれません。しかし、洗濯による衣類の縮みは、お湯で洗うことが原因ではないので大丈夫。しかし、濃い色の衣類は色落ちする場合もあるので、お湯ではなく水での洗濯がおすすめです。またゴム入りのものや柄がプリントされている服は、劣化を早めてしまうこともあるので注意しましょう。

さらに洗浄力を上げる!お湯を使った洗濯のコツは酸素系漂白剤

お湯での洗濯には、あわせて酸素系漂白剤を利用するとさらに汚れ落ちをアップさせ、ニオイの発生を抑える効果があります。酸素系漂白剤がもっともよく働く温度も40℃前後なので、お湯で洗濯する際に洗剤と一緒に入れるとよいでしょう。

お湯で洗濯して衣類をすっきりきれいに仕上げよう

お湯での洗濯は、水よりもぐっと洗浄力が上がり、気になる衣類の汚れやニオイもすっきり。とくにいやなニオイが発生しやすい部屋干しが多い家庭では、お湯での洗濯がおすすめです。しかし洗濯はとくに手間がかかる家事。しっかり汚れやニオイを落としたいのに、時間や余裕がないという場合には、家事代行サービスを使ってみるのもおすすめです。溜め込んだ洗濯物もすっきりきれいに洗い上げてくれますよ。毎日身につける衣類は、上手に洗濯して清潔に保ちたいものですね。

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Life Hugger 編集部

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