一日の疲れを癒すお風呂。とくに浴槽は、体をゆだねる場所なので、清潔にしておきたいですよね。でも、水回りはなんとなく掃除が面倒なことも。じつは、浴槽は最適なタイミングに掃除することで、ラクしてきれいにできるんです。
浴槽掃除のチャンスは入浴直後
お風呂は、入浴前に掃除する方が多いのではないでしょうか?でも、前日の入浴から時間が経ってしまった浴槽は、温度が下がってしまい、湯垢や皮脂汚れ、水垢などが固まって取れにくくなってしまっている状態。つまり、浴槽が温かい入浴後は、汚れがゆるんで落ちやすく、浴槽掃除のベストタイミングなんです。
1.毎日のお手入れ
入浴直後の浴槽が温まっている状態なら、スポンジでこするだけで軽い汚れなら落とせます。汚れが気になるなら、お風呂用の洗剤や専用クレンザーなどを使いましょう。さらに、重曹とクエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)を使えば、湯垢や皮脂汚れ、水垢もすっきりと落とすことができます。
- クエン酸水を浴槽全体にスプレー
- 重曹を粉末のまま、浴槽全体に振りかける
- しゅわしゅわと発泡したら、スポンジで優しくこする
- 水できれいに洗い流す
頑固な湯垢には、重曹ペースト(重曹3に対して水1で溶かす)を直接塗り、スポンジで優しくこすり落としましょう。人工大理石の浴槽は、重曹やクエン酸でのお手入れは傷つける可能性があるので注意が必要です。
2.重曹つけ置き
入浴後に掃除するのが面倒なら、浴槽丸ごと重曹つけ置きがおすすめです。お風呂から上がった後、まだ温かいお湯の中に、1カップの重曹を入れて溶かすだけ。洗面器やおもちゃなども一緒に入れると、あわせてきれいにできます。翌朝、まだ残っている汚れは、スポンジで軽くこすればすっきり落ちます。重曹は、白く残ってしまうので、水やぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
3.黒カビやピンク汚れ対策
お風呂で気になる汚れといえば、黒カビやピンク汚れ。これらも、重曹やクエン酸水を使ってきれいにできてしまうんです。まず、黒カビには、クエン酸水を直接スプレーし、上から重曹を振りかけます。壁など垂れやすい場所の場合には、重曹をペースト状にして上からラップで湿布するとよいでしょう。30分〜1時間ほど置いておき、洗い流せば完了です。ピンク汚れには、上から重曹を振りかけ、スポンジでこすり落としましょう。また、お風呂から上がる際に、使い終えたバスタオルなどで浴槽を拭き上げておくと、黒カビやピンク汚れを防いでくれます。
浴槽は入浴後の掃除ですっきりきれい
浴槽の掃除は入浴後なら、少しの手間できれいにすることができます。入浴後の掃除が難しいなら、シャワーのお湯で一度浴槽を軽く温めてから掃除するとよいでしょう。水回りの掃除が苦手なら、定期的に家事代行サービスを利用するときれいを保てます。つい後回しにしてしまいがちな、お風呂や浴槽の掃除は、手間を減らしてピカピカにしましょう。

みすみぞの いずみ

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