「はたき」は昔ながらの道具というイメージですが、実は、今でも十分に活躍するお掃除アイテム。高い場所や狭い隙間のホコリをサッと掃除できて非常に重宝します。レトロな和はたきだけでなく、細かな隙間に入り込んでホコリを取り除く羽毛タイプなどさまざまな種類があり、掃除場所や使いやすさに合わせて選びたいですね。そこで今回は、はたきを使った掃除の手順や使い方のポイント、注意点などについて詳しく解説します。
はたきを使った掃除の手順と使い方のポイント
はたきを使った掃除の手順について、使い方のポイントとともに詳しくみていきましょう。
1. マスクやメガネなど身支度を整える
はたきを使った掃除の前に、マスクやメガネを装着しておきましょう。目や口、鼻にホコリが入るのを防ぎます。とくに長く掃除をしていない場所にはたきをかける場合や、鼻炎や喘息などアレルギー性疾患を持っている場合には必須。帽子や三角巾などで髪の毛もカバーしておくとベターです。
2. 上から下へはたきをかける
ホコリは上から下へ落ちるため、はたきも上から下へかけるのが鉄則。まずは、照明やカーテンレールの上など部屋の高い場所から徐々に低い場所へとホコリを落としましょう。また、意外と壁にもホコリが溜まっていることが多く、上から下へ撫でるように落とすといいですね。
3. 棚の隙間や電化製品の裏側も忘れずに
棚と棚の隙間や、電化製品の裏側の絡まったコードなどもホコリがたまりやすい場所。見落としがちですが、忘れずに掃除しておきましょう。
4. 掃除機をかける
床に溜まったホコリは掃除機をかけて取り除きましょう。雑巾などを使って乾拭きしてもOKです。ただし、はたきをかけた後、しばらくホコリは空中で舞っているため、取り急ぎ見える範囲だけ掃除機をかけておきます。しばらく時間をおいたら、もう一度軽く掃除機をかけるか雑巾やウエスで乾拭きするとすっきりきれいに!
はたきを使った掃除の注意点
便利で手軽なはたきですが、使う際にはいくつか注意点もあります。
強くはたきを振り過ぎない
ホコリを落とそうとはたきを強く振り過ぎると、芯棒が家具などに当たり、傷つけてしまうおそれがあります。はたきは優しく撫でるように扱うのが正解です。
壊れやすい置物などの注意する
はたきを使う際には、ガラス製など壊れやすい置物などに注意。弾みで倒したり、はたきが引っかかったりして壊してしまうおそれがあります。置物はあらかじめ避けておくか、片手で押さえながらはたきをかけるようにしましょう。
はたきのお手入れも忘れない
はたき自体のお手入れも忘れないようにしましょう。使用後そのままにしておくと、次に使うときに前回のホコリを撒き散らすことになりかねません。使用後は屋外でホコリを振り落とし、定期的に水で薄めた台所用洗剤などで洗って清潔に保ちましょう。ただし、羽毛タイプなど特殊なはたきの場合は、取扱説明書に従ってお手入れするようにしてくださいね。
はたきを使って溜まったホコリをすっきりお掃除
はたきは昔も今も便利な掃除道具。上から下へ掃除するという点に注意し、溜まったホコリを効率よく落としましょう。毎日忙しく、はたきをこまめにかけるなどするのは難しいという方は家事代行サービスを活用するのもおすすめです。ホコリはハウスダストの温床となり、アレルギー疾患を悪化させる原因にもなります。はたきを使って効率よく掃除し、衛生的な空間をキープしたいですね!

みすみぞの いずみ

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