洗濯物を干すのに多くの人が使用しているのが、物干し竿です。けれど洗濯ロープが実はとても使いやすくて便利かつ優秀だということは、あまり知られていません。もし引越しや物干し竿の劣化で買い替えを考えているなら、ぜひ検討していただきたいのが、洗濯ロープへの切り替えです。
洗濯ロープを使う3つのメリット
洗濯ロープを使うメリットは3つあります。
1つめのメリット ハンガーを等間隔で干せる
洗濯ロープには、紐状とはしご状の2種類があります。紐状とはその名の通り、一本の紐。おすすめなのがはしご状のロープです。これは二本の長い紐のあいだを細い紐がつないでいて、はしご状(あみだくじのようなイメージ)になっているのです。はしご状をおすすめする理由は、はしごの穴部分にハンガーを引っ掛けられるから。物干しにハンガーをそのまま掛けると、風で片側に寄ってしまいがちです。取り込むとき、洗濯物同士がくっついていたため乾いていないと気づき、がっかりした経験がある人も多いのではないでしょうか。しかしはしご状の洗濯紐なら、風が吹いてもハンガーの位置がずれないため、洗濯物同士の間隔が保たれます。また、はしご穴は紐の端から端まであるので、ハンガーをたくさん掛けたい時にも有効です。
2つめのメリット 台風のときに安心
年々激しさを増す台風。強い風でベランダや庭のものが飛ばされたという経験をした人もいるのではないでしょうか。台風の風の勢いはとても強く「まさか、こんなものまで」というものも飛ばされます。台風で注意したいのが物干し竿。飛ばされて窓に当たればガラスが割れる危険もありますし、集合住宅の上階に住んでいる人は、落下して階下にいる人に怪我をさせたり、よその家のものにぶつかり壊してしまったりする危険もあります。ところが洗濯ロープならササッと外して小さくまとめて室内に収納できますし、両側を強く支柱に結んであれば飛ぶ心配もありません。万が一飛ばされたとしても、物干し竿のように誰かを怪我させたり、何かを壊したりするリスクは低く、安心です。
3つめのメリット 粗大ゴミにならない
物干し竿も洗濯ロープも、使い続けていればいずれ劣化して買い替えのときが来ます。物干し竿は長くてそう簡単に折れないため、粗大ゴミになり、収集の手配や、回収料金の支払いが必要です。ところが洗濯ロープなら小さくまとめ、普段のごみと一緒に捨てられるので、手間もコストもかかりません。
洗濯ロープは購入時のコストも安い!
物干し竿は1本1,000円以上するのが一般的ですが、洗濯ロープはもっとリーズナブルです。100円ショップでも十分な長さのものが購入できます。ちなみに筆者は上記でご紹介したはしご状の洗濯ロープ4mを100円ショップで見かけたことがあります。
洗濯ロープは万能ではない
洗濯ロープはとても使いやすくメリットが多いグッズですが、残念ながら「洗濯ロープだけれあれば良い」というわけではありません。というのも、強度は物干し竿のほうが強いため、布団のような重さのあるものを干すなら物干し竿が必要です。布団や毛布は物干し竿、衣類やタオルは洗濯ロープと、使い分けるのがおすすめです。
洗濯ロープでもっと洗濯をしやすく!
はしご状の洗濯ロープは、たくさんのハンガーを掛けられ位置もずれないので、とても使い勝手が良く便利です。安価で手軽に購入できるので、ぜひ一度自宅で使用してみてください。また、忙しすぎて普段の洗濯も溜まりがち、干したり取り込んだりする時間も惜しいという人は、家事代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。プロの手を借り少しだけ家事の負担を減らすと、気持ちもとても楽になりますよ。

noire

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