ビザスク、CaSyの法人プランを活用した「家事代行無料利用制度」導入へ

1時間からのスポット制コンサルティングサービス「ビザスク」を運営する株式会社ビザスクは4月18日、従業員の「もっと働きたい」を支援し、多様な働き方と生産性向上を実現するために、子育て中の正社員のみならず独身の社員までを対象とした「家事代行無料利用制度」を2017年4月18日より導入することを公表した

家事代行サービスの福利厚生プログラムを、全額会社負担で、全社員を対象に導入したケースは、国内で他に類を見ない。

ビザスクは、ビジネス相談ニーズに対し個人が対面や電話で相談に応える1時間からのスポット制コンサルティングサービスだ。現役の役職員を中心に、企業 OB、フリーコンサルタントなどの「アドバイザー」約35,000名が登録している。会社員から定年退職後のシニア、子育て・介護中の方まで、誰もが自身の知見やキャリアを活かして活躍できるプラットフォームづくりを行うことで一億総活躍社会の実現に寄与している。

さらに自社においても、柔軟なリモート勤務や子連れ出勤を可能にするなど、様々な取組みを行ってきた。今回、「家事代行無料利用制度」を導入することにより子育て中の正社員のみならず、独身社員まで、全ての社員の家事労働時間を削減することが可能となる。

「家事代行無料利用制度」においては、家事代行サービス提供企業と連携し、社員の利用を促進する。その第一弾として、「CaSy(カジー)」を運営する株式会社CaSyが提供する法人プランの導入を行う。

「CaSy」の行う法人プランは、福利厚生として家事代行を従業員に利用してもらうというもの。代行するサービスは、「料理」と「掃除」であり、日常の範囲内のものを行う。要望があれば買い出しやパーティー用のもてなし料理を用意することも可能だ。

「家事代行無料利用制度」導入により、こうしたサービスを社員が利用することで社員の多様な働き方の実現と生産性向上を図る。全社員が対象となっており、全額を会社が負担。利用上限は月2回の各回2時間となっている。また、今後カジー以外にも「家事代行無料利用制度」対象サービスを拡大していく見通しだ。

「家事代行無料利用制度」について、代表取締役 CEO 端羽英子氏は以下のようにコメントしている。

ビザスクは、「組織・世代・地域を超えて知見をつなぐ」に共感したメンバーが集まるスタートアップです。自分自身が仕事と育児の両立に苦労したり、家族の転勤でキャリアが中断したり、様々な背景があるからこそ、ミッションの実現にやりがいを感じて集ってくれたメンバーも複数います。

私は、そんなメンバーを心から応援したいと思っていますし、また、そんなメンバーをサポートしてくれる、子育てや家族の事情の制限がないメンバーのがんばりにも心から感謝しています。

平日になんとか仕事と育児の両立を頑張ったメンバーが、ゆっくりした週末を過ごせるように。急遽子供の熱が出て早退したメンバーのサポートで一日中忙しかったメンバーが、つくりおきご飯でゆっくりおいしい夕飯が食べられるように。

平日頑張ってくれたメンバーが、週末にパートナーとゆっくりした週末を過ごせるように。仕事以外のストレスを少しでも減らし、新しい価値の実現に皆で頑張っていきたい、と思っています。

私自身、ベビーシッターや家事代行に大変お世話になってきましたが、「母親が完璧に家事をせねば」「家事は自分でしなくては」「家事は家族で分担せねば」などの思い込みを捨てる勇気が必要でした。今回の制度導入が、じつは勝手に感じていただけかもしれない社会的なプレッシャーを忘れ、他の人にお願いできることはお願いしてみよう、と思うきっかけになればと思います。

【参照リリース】ビザスク、全社員対象、全額会社負担の福利厚生プログラム「家事代行無料利用制度」を導入

(Life Hugger編集部 平井 真理)

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