株式会社ビースタイルが運営する主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関しゅふJOB総研は7月26日、働く主婦に対して「利用・提供したいサービス」に関するアンケート調査を行い、得られた有効回答999件に基づいた結果を公表しました。
調査結果によると、子育てと仕事の両立のために金銭負担を考慮せずに利用してみたいサービスの1位は家事代行で55.8%、家事や子育て経験をもとに提供したいサービスの1位は塾等への送迎で27.6%でした。
子育てと仕事の両立のために金銭負担を考慮せずに利用してみたいサービスについては、家事の負担を軽減するサービスや勤務時間中に子育ての一部を任せることができるサービスに利用希望が集中し、家事代行の55.8%に続き、民間学童保育が37.5％、塾等への送迎サービスが36.9％と高い割合でした。一方、提供したいサービスは「特になし」が33.7％と高く、塾等への送迎の27.6%に続き、施設での学童保育が26.9％、施設での保育が24.8％でした。
子育てと仕事の両立のために金銭負担を考慮せずに利用してみたいサービス
家事や子育て経験をもとに提供したいサービス
利用側と提供したい側の利用率比較
子育てと仕事の両立のために金銭負担を考慮せずに利用してみたいサービスの「その他」の項目で得られたフリーコメントでは、「食材宅配サービス（40代：派遣社員）」「夕飯を作って宅配、洗濯して乾燥して分けて畳んで宅配してくれるサービス（40代：パート/アルバイト）」「子供うけする可愛いお弁当を作ってくれるサービス（40代：フリー/自営業）」「ペットの散歩（40代：パート/アルバイト）」「保育園で利用する縫い物の代行（50代：派遣社員）」「特に受験期の塾や学校の宿題の学習サポート（50代：パート/アルバイト）」「家庭教師（40代：パート/アルバイト）」「弁当ではない食事宅配サービス（40代：今は働いていない）」「夜食デリバリーサービス（40代：フリー/自営業）」など、仕事をしているとなかなか時間をとって対応しにくい部分への手助けを求めるサービスが揃っていました。
一方、自分自身の家事や子育て経験を活かして提供してみたいサービスの「その他」の項目で得られたフリーコメントでは、「塾の講師（60代：今は働いていない）」「子育てに悩んでる人の話を聞くサービス（40代：派遣社員）」「英語の読み聞かせをするなど特別な教育サービスがつくベビーシッター（50代：パート/アルバイト）」「中学受験などの相談相手（50代：派遣社員）」「プログラミングインストラクター（50代：派遣社員）」「小学生までの宿題の学習サポート（50代：パート/アルバイト）」「近所のお家・子供の見回り、施設などでの読み聞かせ（40代：今は働いていない）」「両立コンサル（40代：正社員）」「母子家庭へのサポート（50代：パート/アルバイト）」など、知識・経験に基づいて提供できる、教育やコンサルティング、悩み相談といったサービスがあげられていました。
しゅふＪＯＢ総研所長の川上敬太郎氏は「すべてを自力でやりきろうとしすぎず、外部協力を仰ぐこと」も「仕事と子育てを両立させる上で必要なもの」であり、「サービスを利用し実際にその便利さを体験した人が増えていくと、それにあわせて徐々にサービスを提供する側として携わりたいという意識も高まっていく」のではとの見解を示しています。また、家事代行サービスは仕事と子育てを両立したい主婦にとって求められるサービスであるという結果からもわかるように、職を求めるのであれば家事代行サービスは狙い目の職種だと言えそうだとも述べています。
日常生活における見えない家事のストレスを軽減しながら無理なく生活するために、ときには高品質な家事代行サービスを利用しながら息抜きをする一方で、研修制度が充実している家事代行会社で家事スキルを身に付け、実際にサービスを提供してみる生活も一考してみてはいかがでしょうか。
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