みずほ信託銀行「選べる安心信託」にカジタクの家事代行サービス追加

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日本人のタンス貯金は総額43兆円ほどと言われています。タンス貯金が巨額になった要因の一つは個人投資家の56%が60歳以上のシニア層であり、相続を考えると株や債券を分けやすい現金に換える傾向にあることにあります。また、マイナンバー制度の導入により、現金を銀行に預けると資産が把握されてしまうのではと不安を抱え、手元に現金をおきたいと考える人も多いようです。実際にはマイナンバーでは資産を把握されることはなく、タンス貯金であれば金庫や防犯設備がない状態で維持しなければならない分、盗難や火災の際に現金を失うリスクもあります。

そんな中、相続を意識した、みずほ信託銀行のサービス「選べる安心信託」において、契約者向けにイオングループである株式会社カジタクの家事支援サービスの提供を開始しました。具体的には受取人の決まっている資産を元本保証で運用しながら、契約者の生活サポートサービスとして、人生において必要となる介護・老人ホーム、見守り系サービス、住まい改修サービスなどに加え、カジタクのハウスクリーニングと宅配クリーニングのサービスを受けることができるようになりました。

ハウスクリーニングでは、水回りの掃除やエアコン分解洗浄、換気扇のクリーニングなどをプロの技で徹底的に洗浄します。また、宅配クリーニングでは、衣類や布団の宅配クリーニングや保管をおこないます。これらのサービスは「生活サポートサービス」の中から必要に応じて選ぶことができ、資産運用や相続の不安解消とともに生活の質の向上をサポートするものです。

カジタクは、利用者が家事サービスを利用する際の不安を解消することを大きな目的の一つとした「家事代行サービス認証」を最初に受けた企業であり、安全・安心、機能同等性、接遇などおよそ70項目の評価項目をクリアしています。また、選べる安心信託には第三者に対する損害賠償責任を補償する、個人賠償責任保険が付いているため、初めて家事代行サービスを利用する方でも安心して利用できるように仕組みが整えられています。

資産を増やしながら家事代行サービスを受けられるというのは利用者にとってお得な商品といえるだけでなく、家族やパートナーにとってはストレスなく送る毎日が将来的な財産にもなりそうですね。

【参照リリース】特約選択型金銭信託「選べる安心信託」の取扱開始について
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(Life Hugger編集部 平井 真理)

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