タスカジ、ベアーズら、IoT賃貸マンション「サービスが入ってくる家」プロジェクトに参画

人物

国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(2013)によると、従来「標準世帯」と呼ばれていた夫婦と子供から構成される世帯は減り、2010年以降は「単身世帯」がもっとも高い割合の世帯類型になっています。さらに共働きで子供を持たない世帯も増加傾向にあります。

こうした世帯構造の変化とともに、インターネットから購入した品物を自宅で受け取ることができる宅配や家事代行サービスのニーズが高まっています。しかし、単身者や共働き世帯は日中の時間帯に家を空けることも多く、宅配物の受取や家事代行サービス利用時の鍵の受け渡しが難しい実情があります。

この状況に対応すべく、不動産活用のためのスマートロックなどのIoT製品を開発している株式会社ライナフ(以下、ライナフ)が2月下旬より宅配や家事代行業者を手掛ける5社と提携し「サービスが入ってくる家」プロジェクトを開始します。

ライナフと提携する5社は家事代行を手掛ける株式会社タスカジ、株式会社ベアーズ、買い物代行を行うhonestbee株式会社、インターネットを通じたクリーニング事業を手掛ける株式会社ホワイトプラス、生活協同組合パルシステム東京です。

サービスが入ってくる家

このプロジェクトは、ライナフの製品であるスマートロック「Ninja Lock」やオートエントランス解錠システム「NinjaEntrance」などのIoT製品を活用することで、入居者の自宅不在時にも、荷物の宅配や家事代行などの各種宅配サービスが家の中に入ってくることを可能とする取り組みで、東京都大田区の賃貸マンション「ジニア大森西」で行われます。

マンションと提携する事業者のサービスを利用する際は、サービスが入ってくる家プロジェクトオペレーション専用のコールセンターが、電話で各事業者のサービススタッフの本人確認とインターネットを経由したカギの開閉操作を遠隔で行うため、カギを預ける手間もなく、自宅不在時でも安心して家事代行サービスや宅配・洋服クリーニングなどのサービスを利用することができるようになります。

IoTを活用して利便性を高める取り組みが今後ますます進むなか、家事代行も時代のニーズにあわせてより利用しやすくなりそうです。

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Life Hugger 編集部

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