株式会社東北新社は11月29日、「オトコたちの家事を楽しく。毎日を楽しく。」をコンセプトとした情報サイト「家men」のオープンと同時に、全国の20~40代の既婚男性2,444名を対象とした「家族を持つ男性の幸福度」に関する調査の結果を公表しました。
調査によると、既婚男性が普段実施している家事については、働いている日では「ゴミ出し(67.6%)」「食器洗い(57.8%)」「浴室の掃除(41.9%)」、働いていない日では「食器洗い(62.6%)」「浴室の掃除(58.8%)」「ゴミ出し(50.6%)」という、どちらも同じ項目、しかも家事というよりはお手伝いの部類が上位を占める結果となりました。
その一方で、幸福度でみると、働いている日も働いていない日も「窓を拭く」と回答した人がもっとも幸福度が高く「靴を磨く」「ベランダや庭を掃除する」と続きました。また、働いている日の家事実施時間は「15分未満(23.9%)」がもっとも多い中「105~120分未満」の人の方が幸福度が高い結果となりました。
これについて、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 村上誠氏は以下のように述べています。
男性が普段よくしている家事TOP3の「食器洗い」「浴室の掃除」「ゴミ出し」は、汚れた状態をキレイに原状回復する家事で、マイナスをゼロにする、生活を整える家事。一方、ゼロからプラスにする家事は、インテリアを揃える、花や絵を飾るといった、ライフスタイルをより豊かにするための家事。幸福度がもっとも高い「窓をふく」は、窓がきれいになることで採光が増え、家の中が明るくなり、外への見晴らしも良くなります。これは汚れを取るだけでなく付加価値を生み出す、マイナスからゼロへ、さらにゼロからプラスにする家事です。窓ふきを行う男性は、「家の中をより快適にしたい」と考え、「家事を妻から頼まれた仕事としてではなく、私事として家を良くしたいと考えている」男性なのでしょう。
また、家事時間と幸福度については「家事時間が長い人は、主体的に家事を行うことで、家に対する愛着が深まっている人が多いと読み取れる。また、働いている日でも2時間近くの家事時間を取れるということは、ワークライフバランスが整っている証拠であり、必然的に家族と過ごす時間も長くなる。”フラリーマン”ではなく、早く帰りたい家なのでしょう。」と解説しています。
幸福度に着目すると、都道府県別では1位 佐賀県(79.3点)、2位 新潟県(77.9点)、3位 沖縄県(77.8点)という結果になりました。1位の佐賀県については、「休みの日は、家族とのコミュニケーションがとれている」「家族の笑顔が見れたら癒されます」「家族がいるだけで楽しいからです」など、家族と一緒に過ごすことがその理由としてあげられています。
1日2時間の家事をこなすのは大変なことですが、家族と過ごす時間を前向きに捉えることでコミュニケーションの一環として、より良い家庭環境を維持したくなる傾向にあるようです。
(Life Hugger編集部 平井 真理)
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