昨今「働き方改革」が叫ばれ、働く人の生産性を高めることが社会的課題となっています。東京都では、家事サービスを活用した両立支援推進事業を開始し、家事サービスを活用した両立支援に取組んだ企業に助成金50万円を、さらに家事サービスの利用にかかる経費を最大100万円助成しています。
そんな中、イオングループの家事支援サービス株式会社カジタク(以下:カジタク)は、9月1日より自社従業員に対し、福利厚生の一環として家事代行サービスの提供を開始しました。
カジタクでは、2017年7月より企業向けに家事代行の福利厚生プランを展開しています。通常月4回で1時間あたり税抜き3,150円から提供しているサービスを、福利厚生プランでは1時間あたり税抜2,000円から利用可能です。カジタクも同じシステムを採用し、従業員に対し1時間あたり500円の補助を行うことで、家事代行利用を1時間あたり税抜1,500円から利用することができる福利厚生を導入しました。
家事代行サービスは需要が高まりつつある一方、人員確保が課題となっている分野です。カジタクは「働き方改革」が職場の中だけで解決できる課題ではないという見解を示しており、今回、自社従業員に対して日々の家事による負担を軽減するサービスを提供することで「働きやすい企業」を体現したかたちとなりました。
カジタクは家事支援サービス導入の利点として「従業員の離職減少」「仕事に集中し生産性改善」「リクルートブランディング(採用活動時の差別化)」の3つを挙げています。従業員は自分が普段行っているものと同じクオリティーのサービスを受けられるわけですから確かに魅力的で、自身の提供するサービスも質があがりそうですね。同じようなことはどの職種にも言えることで、手厚いサービスを受けて、その仕事ぶりに感銘を受けると、自分ももうちょっと頑張ってみようと思うものです。社員のプライベートな空間に直接かかわるサービスなだけに、福利厚生として取り入れた際の影響も少なくないのではないでしょうか。
(Life Hugger編集部 平井 真理)
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