2022年、日本の年間死者数は157万人に達し、40年前の2.2倍という過去最多を記録しました。2040年には約170万人のピークを迎えると言われています。まさに、私たちは超少子高齢化とともに「多死社会」という新たな局面に直面しています。
そんな中、一人一人が必ず訪れる「死」を意識することで「今をどう生きるか」を考え、行動に移すことが求められていきます。今こそ「死」に関する意識をアップデートする必要があるのではないでしょうか。
そんな中「死」というテーマをタブー視せず、生と死をつなげ新しい文化を創造する祭典「Deathフェス」が誕生しました。4月14日を「よい死の日」とし、2024年4月13日から18日までの6日間、渋谷ヒカリエにて、死について考えるトークショーやワークショップが開催されます。
Deathフェス誕生のストーリー
代表の市川希美さんと小野梨奈さんが長野県のワーケーションプログラムに参加していた夜、お酒を交わしながら「死」について語り合ったことが、Deathフェスの始まり。市川さんは、日本における「死に関すること」がどうなっているのか、その現状を深く探求し、新しい価値観を提案する必要を感じたそうです。
小野さんは、アメリカシアトルで行われている堆肥葬に関心を持ち、現地を視察。環境に配慮した循環葬の一つとして昨年9月に渋谷で報告会を行ないました。報告会の様子は、Life Huggerのレポートでも紹介しています。
もっと「死」についてオープンに語り合い、新しい選択肢を模索し、死生観を育む機会を提供したい。2人のこうした想いから、Deathフェスは生まれました。このイベントが一人でも多くの人にとって「生と死のウェルビーイング」を追求し、人生100年時代をどう生きるか、そして死後100年後の自分がどうなっていたいかを考える機会になるようにとの期待が込められています。
そのためにも、9月1日が「防災の日」であるように、毎年4月14日を「よい死の日」として、生き方と終い方の両方を見直すことが当たり前になるような社会になることを目指していくとのことです。
Deathフェスでは何ができるの?
Deathフェスでは2024年4月13日から18日にかけて、渋谷ヒカリエで開催されるイベントは、トークセッション、没入型体験ワークショップ、企画展示という3つの入口が用意されています。参加者は、死を起点とした新しい価値の提案に触れ、新しい文化の兆しを感じることができます。
イベント開催期間中の詳細は、Deathフェス公式ページで確認してみてください。
「Deathフェス」イベント概要
2024年4月13日から18日にかけて、渋谷ヒカリエで開催されるこのイベントに、ぜひ足を運んでみてください。自分自身の生き方と終い方について、真剣に、そして楽しく考える時間を持つことができるはずです。
現在、クラウドファンディングにてDeathフェスを応援してくれる人を募集しています!
日本初の死をテーマにした祭典、Deathフェスを一緒に盛り上げたい人、応援したい人は、クラウドファンディングのページもチェックしてみてください。
【参照サイト】Deathフェス公式ページ
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