家事代行サービスの担当スタッフはどんな人?

悩む

家事代行サービスをはじめて依頼する際、多くの方が気にするのが「どんな人が来るのだろう?」という点です。家事代行をお願いする場合、見知らぬ赤の他人を自宅に上げることになるわけですから、担当スタッフがどんな人なのかが気になるのは当然です。鍵を預けて不在時に家事をお願いする場合はなおさらでしょう。

家事代行サービス会社のウェブサイトを見てみると、担当スタッフについては「20代~60代までの家事経験が豊富な女性」とだけ書かれており、なかなかイメージが掴めません。そこで、ここでは家事代行サービスの現場のリアルな実情も踏まえて家事代行サービスの担当スタッフとして派遣されてくる方々の横顔をご紹介したいと思います。

スタッフは30代~50代の女性がメイン!

家事代行サービスの担当スタッフの大半を占めているのはやはり30代以上の主婦層の女性となります。年齢的には40代後半~50代前半の主婦の方が特に多い傾向があります。家事代行スタッフとして働いている方の中には、扶養の範囲内で働きたいという主婦の方もいれば、主な収入源として毎日数多くの現場をこなしている方まで様々です。この年代の女性は毎日家事をこなしているため家事経験が豊富で、手際よく作業を進められるため、多くの家事代行サービス会社で即戦力として活躍しています。

また、家事代行スタッフの中には20代の女性もいますし、わずかではありますが男性もいます。しかし、男性スタッフは依頼主のほうがNGというケースも多いため、家事代行のスタッフはほぼ100%が女性となっており、実際に女性のみと明記している会社もあります。学生のスタッフも基本的にいません。

さらに、2015年の改正国家戦略特区法により、東京・神奈川・大阪では外国人の家事代行サービスも認められるようになったため、今後は外国人スタッフの割合も徐々に増えていくことが予想されます、

採用・研修を受けているから安心

家事代行サービスを依頼する際のネックとして一番大きいのが、やはり見知らぬ他人を家に上げるという抵抗感でしょう。自宅というプライベート空間を隅々まで見せることになりますので、信頼できるスタッフでない限りお願いしたくないと思うのは当然のことです。

家事代行サービス会社にとって、スタッフの質は会社の評判を左右する最も大事なポイントです。そのため、基本的にどの会社も家事代行スタッフを採用する際には、家事のスキル以外にも人柄やサービス精神など、人間として信頼できる人物かどうかをしっかりと見極めています。また、採用時にはスタッフと機密契約もしっかりと交わしているため、作業を通じて相手が知った自宅やプライバシーに関する情報が漏えいするといった心配もありません。

さらに、家事代行サービス会社ではスタッフの採用後も家事スキルやマナーなど一通りの研修を実施してはじめて現場にスタッフを派遣する体制をとっていますので、全くの家事の素人がバイト感覚でやって来るというわけではなく、安心して家事を任せることができます。

しかし、当然ながらこれら家事代行スタッフの採用や研修の体制は会社によって異なります。昨今では家事代行サービスに対する需要の高まりからスタッフ不足が慢性化しており、会社によっては採用や研修に十分な手間がかけられていないところもあります。

スタッフの質を重視したい方は、家事代行サービス認証を取得しており、スタッフの質についても客観的に保証されている大手の家事代行サービス会社に依頼するのがおすすめです。

家事代行サービスの品質は会社ではなくスタッフで決まる?

家事代行サービス会社の多くが、ウェブサイト上ではスタッフの質の高さや充実した採用・研修体制を自社の強みとして謳っています。もちろん、これらの体制は会社によって大きく差があるためしっかりと確認しておきたいポイントなのですが、実際に家事代行の現場で働いているスタッフの目線から見てみると、また違った実情も見えてきます。

家事代行スタッフとして働いている方の中には、扶養の範囲内で働くといったパート感覚ではなく、自ら生計を立てるために働いている方も数多くいます。こうしたスタッフの場合は、少しでも現場を数多くこなすために、複数の家事代行サービス会社に掛け持ちで登録して働いているケースが多いのです。

そのため、実際には違う家事代行サービス会社に依頼しても、同じスタッフが派遣されてくるという可能性もあるのです。そう考えると、究極的にはどの家事代行サービス会社に依頼するかよりも、どのようなスタッフと巡り合えるかのほうが大事だと考えることもできるのです。

裏を返せば、家事代行サービスの「品質」は会社そのものよりも担当スタッフ次第という側面も大きく、同じ会社でも担当してもらうスタッフによってサービス品質は変わってきます。そのため、家事代行サービスを選ぶ際は、会社選びもそうですが、それ以上に「自分と相性がよく信頼できるスタッフと巡り合うこと」を意識することが大事です。

複数のスタッフを試してから決めるのがおすすめ

上記で説明したように、家事代行サービス選びにおいて「よいスタッフと巡り合えるか」はとても重要なポイントです。よいスタッフと巡り合うためには、まずは複数の会社を試してみて、異なるスタッフの家事の品質を比較するのがおすすめです。

家事代行サービス会社の多くが初回限定でリーズナブルに家事代行を依頼できる「お試しプラン」を用意していますので、それらのトライアルプランを有効に活用して、定期利用の申込をする前に少なくとも3名程度は違うスタッフを試してみるのがよいでしょう。

また、既にお願いしたい会社は決まっているという方の場合は、いきなり定期利用を申し込むのではなく、まずはスポット依頼で何人か違うスタッフを試すという方法もあります。

最初の一人だけだと、その家事の品質が高いのかどうか分かりませんが、複数の人に依頼してみるとその差が良く分かります。

家事代行を長く利用していくためには、スタッフと依頼主とのお互いの信頼関係が何よりも重要です。ぜひとも自分にぴったりのスタッフに巡り合えるまで妥協せずに探すことをおすすめします。

番外編:フィリピン人の家事代行スタッフはどう?

女性活躍の推進に向けて家事代行サービス事業者の支援を行っている政府は、2015年に国家戦略特区法を改正し、国が指定する国家戦略特区のうち、東京都、神奈川県、大阪市の3か所では外国人による家事代行サービスが認められました。この法改正を受けて、現在では事業認定を受けているダスキンやベアーズなど家事代行大手6社が外国人スタッフの採用を進めています。

外国人スタッフの中でも多くなると予想されるのがフィリピン人の家事代行スタッフです。家事代行の依頼を検討している方の中には、「フィリピン人のスタッフは大丈夫なのだろうか?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

家事代行サービスの場合、満足のいくサービスを受ける上で重要なのは、担当してもらうスタッフとの密なコミュニケーションとなります。毎回お願いしたい内容が変わることもありますし、掃除や洗濯の仕方などについて細かい要望やニュアンスを伝えたいこともあるでしょう。

そのため、フィリピン人スタッフの場合でも日本語が堪能で理解力が高いスタッフであれば問題なく対応してもらうことができるでしょう。逆に、お互いのコミュニケーションに不安がある場合は満足のいくサービスを受けることが難しくなる可能性もあります。

フィリピンでは多くの人々が家政婦として働いているため、担当スタッフの家事や清掃の品質についてはそこまで心配する必要はないと思いますが、齟齬がないコミュニケーションがしっかりとれるかどうかは事前に確認することをおすすめします。

まとめ

いかがでしょうか?家事代行サービスでスタッフとして働いている方々の実態が少しご理解いただけたのではないかと思います。はじめて家事代行サービスを利用するときは不安な部分も多いかと思いますが、実際に依頼してみると、ほとんどの人がその品質に満足して継続的にサービスを利用しはじめるというのが家事代行の特徴でもあります。ぜひ最初の一歩を踏み出してみて、素敵な担当スタッフの方と巡り合ってくださいね。

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