男女の家事負担の差はどれくらい?男女1,000人が回答、クロス・マーケティング調査

株式会社クロス・マーケティングが全国20代~60代の男女1,000人に「家事に関する調査」を実施したところ、家事分担の男女差や家事代行サービスの利用に対する課題がわかりました。

普段行っている家事の種類は、「食器洗い」や「洗濯機での洗濯」「ゴミ出し」「料理」「洗濯物を干す」などが6割前後で、「アイロン掛け」や「手洗いでの洗濯」を行う人は少数でした。

クロス・マーケティング調査結果01

また、同居者との家事の分担については「分担している」人が6割弱、「分担せずすべて自分」で行っている人が3割弱、「すべて同居者に任せている」のは約1割でした。なかでも40代以降の女性半数以上が「家事をすべて自分で行っている」ことがわかりました。

クロス・マーケティング調査結果02

そして、同居者と家事を分担していても、問題になってくるのがその分担割合です。概ね女性が家事をしており、50代以降の女性の6割が「自分が家事の7割以上を担っている」と回答しました。

クロス・マーケティング調査結果03

家事の分担について同居者と揉めたことがある人は少数でしたが、揉めたことがある人にその原因を聴取したところ、「仕事が忙しくて放置したら怒られた。家にいるならやってほしい」「家事のやり方が異なり折り合いがつかない」「相手が家事をさぼる/自分が家事をさぼった」など、「いつ・どこまで・どのように家事をやるか」の意識の違いが原因としてみられました。

さらに家事代行サービスの利用意向についての調査では「全体的に利用してみたい」と思う人が約2割で、利用したいと思わない人からは「金額が高い」「家に人を入れるのが嫌」との意見が半数を超えました。

クロス・マーケティング調査結果04

一方、実際に家事代行サービスを利用した人の声としては、「非常に便利」「掃除の仕方や洗剤の使い方、種類を教えてもらえた」「次に自分が掃除する時も楽」などの意見がみられました。

家事代行サービスを提供している会社からは、さまざまなプランが提案されています。大掃除や、育児や介護で忙しいとき、家事負担を強く感じているときなどは、ぜひ家事代行サービスを使ってみてはいかがでしょうか。

調査は2019年11月15日~11月17日、 全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,000人を対象に、インターネット調査の形式で行われました。

【参照ページ】クロス・マーケティング調査

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明田川蘭

1児の母。子育てをしながら、フリーで編集やライターの仕事に従事。お掃除や料理はすきま時間にちゃちゃっと終わらせる日々。「毎日1掃除」や「作り置き」といったキーワードをInstagramほかのSNSで検索してはマメに見て勉強中。