ホームヘルパーは制度上、掃除できる場所が限られていることを知っていますか?特に、大掃除に該当する窓や換気扇掃除、浴室のカビ取りなど、掃除の中でも高いところで行う必要がある多くの場所で掃除ができないようになっています。そのため、高齢者であっても自ら高いところでの清掃をしなければなりません。東京消防庁によると65歳以上の高齢者の救急搬送の実に26.2%が「落ちる」事故となっていて、レンジフードや換気扇などの掃除において、大きな負担と危険性を抱えている実態があるといいます。
そうした点に着目し、茨城県で住宅関連サービスを手掛け、NPO法人日本ハウスクリーニング協会員でもあるホーム・エージェントが2月1日より高齢者世帯を対象として掃除代行と見守りを合わせた新サービス「見守りクリーン」を、茨城県つくば市・土浦市・牛久市などで開始します。
「見守りクリーン」は、介護サービスの対象外である世帯やホームヘルパーの制度上可能な掃除範囲を超えてサービスを受けたい世帯の高齢者を対象とした、高所作業を含めた既存の家事代行とハウスクリーニングの中間的な位置に立つサービスです。専門的な道具や洗剤を使用しながらも利用しやすい価格となるよう、時間を2時間に区切り、その中でできる限りの範囲の掃除を行います。
頻度は2人で訪問する月1回コース(税別17,000円)と1人で訪問する月2回コース(税別18,000円)などから選ぶことができ、離れて暮らす子供世帯や関係する人や団体などに訪問時の状況を報告するサービスを行います。また、要望に応じて、福祉住環境コーディネーターによる介護リフォームの計画や調整もしてくれます。
掃除が大変な場所に手助けしてくれる高齢者向けのサービスはありがたいですね。茨城県のサービス対象エリアにお住まいの方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
【サービスページ】高齢者世帯見守りお掃除代行サービス【見守りクリーン】
(Life Hugger編集部 平井 真理)